2026年2月23日月曜日

心が補助者でいるうちは、その先生を越えられない

 土地家屋調査士試験に合格し、将来的に独立開業を目指すなら、まず補助者として経験を積む――これは王道のステップです。

私自身も、その道を強くおすすめしています。

そして、できるだけ視野の広い先生に師事できること。

それは、あなたの可能性を広げるうえで非常に重要です。


しかし、どんなに立派な事務所に所属していても、あなたの心が“受け身”のままでは、経験は広がりません。

「勤めていれば、自然とスキルが上がっていく」

そう考えているとしたら、それは年功序列の会社員時代の感覚が残っているのかもしれません。

企業であれば、次のリーダーや社長を育てるという意識があるかもしれません。

でも、土地家屋調査士事務所はどうでしょうか。

あなたを“次のリーダー”として育てるつもりがあれば、先生は真剣に教えてくれるでしょう。

でも、現実には“単なる雇用”として扱われるケースも少なくありません。


もちろん、事務所のスタッフとして働くことが目的であれば、それは立派な選択です。

否定するつもりはありません。

ただ――もしあなたが「独立開業」を目指しているのなら、話は変わります。

その場合は、もっと意図的に、もっと能動的に学ぶ必要があります。


与えられた業務を、ただ“こなす”だけでは足りません。

今日の業務が無事に終わったとしても、もし条件が一つでも違っていたら、どうなっていたか。それを時間外でシミュレーションするのです。

「この条件が変わっていたら、どう対応すればよかったのか」

「何を調べておくべきだったのか」

そう考えることで、1回の経験を5倍にも10倍にも広げることができます。


補助者としては十分な1日だったかもしれません。

でも、開業を目指すなら、その1日を“開業レベルの学び”に変える工夫が必要です。


そして、忘れてはいけないのは――

あなたが開業したら、今の先生と“同じ土俵”で仕事をするということです。

そのとき、今の事務所と同じパターンで業務を受託できるとは限りません。

むしろ、違う条件、違う顧客、違う地域での対応が求められる可能性の方が高いでしょう。

だからこそ、補助者としての経験を“そのまま”受け取るのではなく、

「もし自分が開業していたらどうするか」という視点で、日々の業務を見つめ直してほしいのです。


いつまでも“補助者”として甘えていてはいけません。

心が補助者のままでは、あなたのスキルは開業レベルまで上がりません。

そして、心が補助者のままでは――その先生を越えることは絶対にできません。


開業を本気で目指すなら、まずは“心”を切り替えてください。

あなたが本気になったら、私は本気で応援します。


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