いつも同じ趣旨の質問が来ます。先日の東北ブロック開業ガイダンスでも出た質問です。
「私は50代半ばです。定年退職が見えてきた今、セカンドキャリアとして土地家屋調査士を目指し、先日ようやく試験に合格しました。これから補助者として修行を積みたいのですが、私のような年齢でも雇ってくれる事務所はあるのでしょうか。」
最近、セカンドキャリアとして土地家屋調査士を目指す方が増えています。それ自体は悪い選択ではないと思います。ただし、土地家屋調査士としての「なり方」や「あり方」、具体的な「経営戦略」については、若い頃に開業する人とは違う視点が必要だと私は考えています。
問題は、SNSのような“誰に向けたものか分からない一般論”に頼るのではなく、自分自身と自分の現在の環境をきちんと分析し、具体的な戦略を立てられるかどうかです。
これについては、過去のブログでもガイダンスでも繰り返しお伝えしてきましたので、参考にしてください。
さて、土地家屋調査士としてのスキルを身につけるには、広い視野を持った土地家屋調査士に直接話しができる環境で師事し、その事務所で補助者として働き経験を積むことが最も確実な道だと私は思っています。
ただ、「50代半ばではたして雇ってもらえるのか」という不安があるわけですよね。
では、私に質問する前に、どれだけの事務所に実際に足を運びましたか。
「どうせ無理だろう」と想像しただけで、行動していないのではありませんか。
もしあなた自身が「50代半ばの人は役に立たない」と思っているのなら、あるいはそう見られると決めつけているのなら、あなたが将来事務所を開いたときにも、同じように世間から「役に立たない」と見られることになるでしょう。
だからこそ、いくつかの事務所に直接出向き、「私は役に立てます」と伝えることが必要なのです。
私たちはサラリーマンとは違います。真面目に“いい子”でいれば誰かが手を差し伸べてくれる世界ではありません。
自分が本当に人の役に立てるということを自分の言葉や行動で伝える。そして伝えた以上は必ず実行する。
その積み重ねが仕事につながっていきます。
資格を取っただけでは、土地家屋調査士として生きていけるわけではありません。
まずは動いてみてください。大丈夫、動けば必ず何かが変わります。
いろいろ試してみて、それでもどうしてもダメだったら、もう一度質問してください。
そのときは「どう動いて、どこがうまくいかなかったのか」を教えてください。
あなたが行動したら、私から次の行動に対するアドバイスができます。
必要があればあなたにカスタマイズした具体的な戦略を立てることもできます。
年齢は関係ありません。
いつもお伝えしていますが、
「20年遅く始めたのなら、その分20年長く生きればいい」だけです。
応援しています。
