2024年3月25日月曜日

6月13日からの鈴木修塾(建物業務)の受講受付を開始します。

6月13日(木)~16日(日)開講の「鈴木修塾(建物業務)」について、以前お知らせしていましたが、下記のとおり開催いたしますので、正式に受講の受付を開始します。

4月中旬からLINEグループによる事前講義を始めますので、そのあたりで締め切りとします。参加を検討されている方は、ご確認をお願いいたします。

すでに仮登録をされている方は、正式な受講申込みを改めてお願いします。


【鈴木修塾(建物業務)】

・LINEグループによる約2ヶ月間の事前講義

・電話等による事前個別講義(適宜)

・3泊4日の現場も含む合宿形式の講義。


建物業務を簡単に考えている方が多いですが、結構奥深いものも多いです。ある意味土地業務よりも事故が多い面があります。建物業務の基礎から応用までを、現場作業も含めたワークショップを通じて説明します。

また報酬計算方法や、建物業務を中心とする場合の事務所経営のコツを説明します。

初心者は、必ず事故なく登記申請できるまでにします。

現役の土地家屋調査士の方には、建物業務で他と差別化ができることを説明します。

また塾に参加された方が受講後開業した際には、受託した業務について疑問があれば、個別にサポートもしております。安心して開業ができると思います。


【日時】令和6年6月13日(木) ~ 6月16日(日)

    6月13日(木)

        13:30 ~ 18:00 講義

        18:30 ~ 20:30 懇親会

    6月14日(金)

         9:00 ~ 20:00 講義

        20:30 ~ 補講・フリートーク(希望者)

    6月15日(土)

        9:00 ~ 20:00 講義・フィールドワークあり

        20:30 ~ 補講・フリートーク(希望者)

    6月16日(日)

        9:00 ~ 13:00 講義


【場 所】

    講義:エスポールみやぎ(宮城県青年会館) (仙台市宮城野区)

    現場実習:仙台市内及び周辺地域


【受講料】 132,000円(税込) 宿泊や飲食は別途


【受講申込みの方法】

    *受講ご希望の方は以下のとおりメールをお願いいたします。

     件名は「鈴木修塾6月建物業務受講申込み」と内容がわかる書き方でお願いします。

    鈴木修宛  mucha@rr.iij4u.or.jp

    お名前と当方から電話して良い時間帯と電話番号をお知らせください。

    お問合せもご遠慮なくメールでお願いします。

 メールを確認してから、個別に詳細をお知らせいたします。


【参加対象者】

・試験に合格したが、近くに補助者として勉強できる事務所がない。

・司法書士や会社の役員など別の事業をしているので、それらの仕事と並行して補助者勤めをすることは現実的ではない。

・補助者勤め中であるが、今の事務所では自分の望むレベルの勉強ができない。

・補助者勤め中であるが、事務所の業務が偏っているので、総合的な実力が付かない。

・補助者勤め中であるが、このペースなら独立まであと何年かかるのだろうかという不安がある。

・補助者として業務経験はできているが、理論の裏付けがなく不安だ。

・ほぼ一定のハウスメーカーの業務しか経験がないので、それ以外の建物業務が不安だ。

・土地家屋調査士として長年の経験はあるが、理論的な裏付けや、トラブル防止、お客様対応のコツなどを、この機会に再度確認したい。

・定年近くで開業するので業務は建物業務だけに絞りたいが、コツが分からない。


【その他】

*合宿形式と宿泊について

合宿形式ですが、宿泊場所は任意です。ご自宅から通っても構いませんが、事情が許せば泊まっていただいた方が良いと思います。20時の講義が終わってからも希望者に補講しますが、私の部屋で夜中まで全員でフリートークになることが通例です。補講的な意味だけでなく、受講生どうしの情報交換の場でもあります。楽しいですし、刺激も受けることでしょう。

この会場なら、宿泊も1泊3800円(素泊まり・税込)の破格の安さになると思います。

夜も適当な時間まで参加してからご自宅や別のホテルにお帰りになることも構いませんが、せっかくの機会ですから全国から参加する皆さんと同宿される方をお勧めいたします。


*昨年の鈴木修塾(建物業務)の雰囲気は以下のブログをご覧ください。

土地家屋調査士   鈴木 修 ブログ: 鈴木修塾(建物業務)なう (fermatadiary.blogspot.com)

*昨年の鈴木修塾(建物業務)を受講された方々からの感想です。

土地家屋調査士   鈴木 修 ブログ: 鈴木修塾(建物業務)が終わりました (fermatadiary.blogspot.com)







2024年3月22日金曜日

「絶対に」と言うとき

4月18日から開催する鈴木修塾(土地業務)で、現在2ヶ月間のLINEによる事前研修をやっているわけですが、その事前研修の書き込みの中に、以下のようなものがありました。

先輩土地家屋調査士が設置した境界標の丁寧な技術を見て、受講生のIさんが書いたものです。

「自分にこれをしろと言われると、技術的に絶対できないと感じました。」

と言うものです。

これに関して私は以下のように返信しました。

「Iさん、技術的に【絶対】できない」と今決めるのですか?

この施工方法が良いと思ったのでしょう。

だったらこれを目指そうと思わないのですか?

自分より優れていると思う人がいるのに、それを目指さずに三流で留まるのですか?

これはただ削るだけです。やれば半日でできるようになります。

今までどんな経験をしてきたのですか?

杭入れにどれだけの努力をしたのですか?

何もしないうちに【絶対】と言わないでください。

Iさんは何になりたいのか、もう一度考えてください。

努力する気があるのなら、全力で応援します。」


私は42年前何もできない土地家屋調査士でした。法律も測量もこのような現場の技術も全く持っていませんでした。ただし資格試験に合格して、この仕事を選んだのです。

だったら、上を目指して、ただただ頑張るしかないでしょう。そう思いました。

三流の土地家屋調査士に依頼するお客様はかわいそうでしょ。
お客様に申し訳ないと思いませんか。
私はお客様のために「一流の土地家屋調査士に【絶対】になろう」と思いました。


今からIさんが「【絶対に】できない」と決めるのなら、この業界には「【絶対に】来てもらいたくない」です。

Iさんは、そこまでのつもりはないんでしょ。何気なく言ったつもりなんでしょ。
おそらく組織にいるうちに、いつの間にかそんな言い方が身に付いたんですね。

これは前回ブログに書いた「恥をかきたくない、失敗をしたくない」に通じるものでしょう。
土地家屋調査士   鈴木 修 ブログ: 恥をかきたくない、失敗をしたくない (fermatadiary.blogspot.com)

でも、独立開業したら、これから個人の力で生きていくのです。
すべてはこれから始まるのです。今、できなくても当たり前なのです。

だから、今からは保険をかけるような口癖をやめましょう。


宣言することで、成し遂げられることがあります。

逆に、何気なく言い訳が出てくるような癖をつけておくと、絶対に成功しません。


「海賊王に俺はなる」と言った男がいます。

「俺は海賊王になる」と平坦に言ったのではありません。

この倒置された語順には【絶対に】という言葉がこもってるように思います。

【絶対に】と言う単語の後には「できない」などのネガティブな単語が続くのではなく、「できる」「なる」などのポジティブな単語が続くべきです。

「海賊王に俺はなる」と言った男のその後は、ご存知のとおりです。


Iさんからは以下の返信が来ています。

「コメントありがとうございます。一流の土地家屋調査士になるため、努力します。安易に絶対という言葉は使用しません。宜しくお願いいたします。」

この答えが聞けたので、私は、Iさんが一流になるために【絶対に】全力で応援します。





2024年3月17日日曜日

恥をかきたくない、失敗をしたくない

4月18日からの「鈴木修塾(土地業務)」ですが、前月末に募集を締め切って、現在、受講生で作ったLINEグル-プによる2ヶ月間の事前研修中です。

また、開催1ヶ月前となったので、電話による個別指導も始めました。


この研修で渡す課題に対する受講生の取り組み方はさまざまですが、私が毎回感じることの一つとして、「間違えること」や「自分の実力不足を露呈すること」を必要以上に恐れている様子が見受けられる人がいること。これがとても気になります。


今回の受講生は、試験にチャレンジしている人から開業20年を超える人などと顔ぶれはさまざまです。これは過去の鈴木修塾「事務所開業・経営・運営」「土地業務」「建物業務」のどの回の受講生たちもそうでしたが、とにかく各々のスタ-ト地点は皆違うのです。ですから、一人ひとりの現在の立ち位置も経歴も当然に違い、持つ知識も備わった実力の差も大きくて当然なのです。


それでも、そういう人たち全員が、勉強をするために仙台に集まろうとしているのです。大なり小なり自分に何かが不足していると感じるから、わからないことがあるから、受講を希望したのでしょう。ですから、「わからないこと」は何も問題ないのです。


これは鈴木修塾の受講生以外でもよくあることです。

全国の土地家屋調査士会にお招きいただき研修会の講師をする機会が多いのですが、研修時に手を上げて質問する人は極端に少ないのです。

では、何かひっかかる点はなかったのだろうか、納得したのだろうかと思っていると、その後の懇親会などでは一転して個人的に質問をしてくる人はたくさんいます。


気持ちはわかります。でも、あえて言います。

もったいないですよ。その都度、あなたに巡ってきたタイミングで手を上げ、声をあげて質問しなければ、普通は学ぶチャンスを失います。

手を上げて質問することで、自分にその部分の知識がないことを皆に知られることが怖いですか。人前で恥をかくのはいやだと思うのですか。

あなたはそれで何を守っているのでしょうか。


おそらくこれは組織を大事にしてきた日本人特有のメンタリティなのでしょう。

村社会で生きていると、そこを逸脱することにおそれがあるのでしょう。

リスクのある成功を望むよりも、そこそこ失敗や恥のない人生の方を良しとする生き方を選んでしまっているのかもしれません。

それなら独立を望まず組織にいた方が無難です。


目立つことをしない。これを「謙虚」という単語で言い訳してはいけません。

これは謙虚とはまったく別の話です。

研修の場でも「恥をかきたくない」と思っている人は、結局伸びず、知ったかぶりをせざるを得ず、本番の仕事の場面で大きな失敗をすることになります。

我々プロの世界では、恥などというものでは済まされないのです。


最終的に分かっていれば良いだけです。

そのために学ぶのです。

全力で教えますので、遠慮なくぶつかってきてください。

応援します。







2024年3月11日月曜日

あれから13年

 13年前の2011年3月11日、14時46分に東日本大震災が発生しました。

あれから私の人生が変わりました。

その時点から、私は宮城県土地家屋調査士会会長から、実質的に災害対策委員長になりました。
あの日の16:51に、電気も無い中、まだここまでのモバイルネット社会でもない中で、やっとのことで全国に発信した情報が以下のブログです。


「大地震安否確認」

私は無事です。

皆さんは如何ですか。

宮城会事務局は、本日帰しました。

仙台市内は広範囲で停電です。

何かお困りのことが有れば、私にメールください。

このブログを読んだ方は、日調連にも以上のことをお伝えください。


土地家屋調査士   鈴木 修 ブログ: 大地震安否確認 (fermatadiary.blogspot.com)



まず自分の安否と組織の安否、上位組織への報告です。

そして一番大事な会員の連絡先になることです。

私にメールをもらっても、受信できるのか。

受信できても、何ができるのか。

そんなことは後で考えたことです。


その後の3年間くらいは、私の時間は、ほぼ震災がらみの時間になりました。

その間は、ほとんど自分の仕事などはできませんでした。

私の所持金はかなり無くなりましたが、数多くの無念の中でお亡くなりになった方、自宅を流された方、被災地ではるかに苦しんでいた人が多い中ですから一切の愚痴はありませんでした。

あれから、私の生きていく意味も少し変わったような気がします。


あの時刻まであと20分です。

黙祷します。






2024年3月7日木曜日

手当たり次第に書籍を読むのも効率が悪い 大阪ガイダンスの質問から

昨年12月10日に開催した大阪ガイダンス(土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンスin大阪) でも受けた質問です。

土地家屋調査士   鈴木 修 ブログ: 12月10日「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス in 大阪」開催 (fermatadiary.blogspot.com)

Nさんの質問

「会の研修等には鋭意参加しており、相談出来うる先輩調査士もいなくはないですが、やはり自営業者として、単独調査士としてどうしても独学になりがちであり、スキルアップ、知識武装の必要性を痛感しております。

それぞれ得意、不得意分野もあり、課題は異なると思いますが、経験不足は案件こなしていってスキルアップしていくしかないでしょうか。

手当たり次第に書籍を読むのも効率が悪いと思料します。

お勧めの書籍、スキルアップ方法等ございましたらご指導のほどよろしくお願いします。」


この質問をいただいたNさんにはガイダンス会場で説明しましたが、このような趣旨の質問は、定期的によくいただきますので、再度私の考え方を説明したいと思います。


土地家屋調査士の周辺の環境は日々変化しています。法律もそれに伴う手続きも、また測量技術や業務処理に関するシステム環境なども、ものすごい勢いで変わっています。
それらを把握して、常にブラッシュアップし続けていかないと令和の時代の土地家屋調査士はできません。

Nさんのおっしゃる「案件をこなしていってスキルアップしていく」という方法は、ある程度仕方ない一面もあるとも言えますが、やはり結果的にお客様で練習することになりますので、プロとしては推奨できません。

Nさんは「専門家は常にスキルアップすべきである」ということを理解して自己研鑽をしようと考えていました。そこは大いに評価したいと思います。


さて、その勉強方法ですが、その方の現在のスキルとこれから身に付けたいスキル、そして、今なにを勉強しているのかを具体的に伺えば、なんらかの書籍やトレーニング方法を推薦できると思います。

ただし、揚げ足を取るようで申し訳ないのですが、Nさんの質問の中の「手当たり次第に書籍を読むのも効率が悪い」、この部分がとても気になります。

たくさんの本を読まずに、できれば1冊程度読むことで専門家としての知識を身に付けたいと思っていませんか。

私達はプロの専門家ですよ。

プロとして耐えうるレベルの専門知識がそんなに安直に身につくものでもありません。

新しいスキルを身に付けたければ、まずは「手当たり次第にその分野の本を読むこと」です。

手当たり次第とは言っても、結局本人が何らかの基準で本を選んでいるのです。無意識の選択であっても、それで良いと思います。
つまり、今のその人が読むべき本は、本人が大型書店等で何かしら心を動かされて手に取った本であり、まずはそれで良いと思うからです。その本を読めば、その人が読むべき次の本が自ずと分かるはずです。

そのようにして、次々と手当たり次第に読み込んできた上で、再度相談してください。

そのときは、今のあなたにとっての「効率の良い一冊」を推薦できると思います。


応援しています。












2024年3月4日月曜日

専門知識は100点でなければ意味が無い

鈴木修塾では、4月18日〜21日開催の「土地業務」に向け、今回の受講者で構成するLINEグループによる2カ月間の事前研修を始めています。

その中で受講者全員に伝えていることがあります。

専門知識は100点でなければ意味が無い」ということです。


土地家屋調査士試験の合格率は、ご存知のように10%を切る程度です。

仕事しながらの受験勉強はたしかに大変だったでしょう。しかし、その合格率10%を切る試験に合格したというぐらいで満足しきっている人たちを、私はいつもとても気になっています。

資格試験の受験勉強そのものは大変だとしても、実務という視点で考えた場合、試験内容はとても狭い分野からの出題で、しかも80点取れば合格します。

試験で良い点を取っただけでなんらかのご褒美をもらえるのは小学生の話でしょう。でも、私たちは合格証以外は何ももらえません。

合格後はプロの専門家としてお客様の相談に答えて、そのお客様のニーズを見極めつつ、様々な提案をするのです。

だから、合格の次は専門家として100点を目指さなければなりません。

「わからなければ先輩に聞くから」と言って安易に開業する自称専門家(?)がいます。

自分がわからないのだから、先輩に聞くその質問自体も、実は的外れかも知れないという怖さを考えなければなりません。


また、「その分野は『だいたい分かる』から」という程度の人が結構います。

「だいたい」ということは「例外があるかも」ということですね。

お客様にアドバイスしたくても、頭の片隅で「例外があるかも」と思えば、結局、お客様に適正で的確なアドバイスはできません。

ということは、95点でも0点と同じなのです。

だから私は、試験合格の8割程度の専門知識ではプロとは認めていないのです。

つまり「専門知識は100点でなければ意味が無い」のです。


早く目的を達成するための効率の良い勉強やトレーニングの仕方は教えます。

ただし、中途半端な専門家を促成栽培するつもりは毛頭ありません。

芯の太い専門家を育てたいと思っています。

頑張ってください。応援します。