2024年11月29日金曜日

大規模災害に備えるって、何をどうすればよいのでしょうか

 今年の正月に能登半島地震が発生し、甚大な被害が発生しました。

あれから11か月が過ぎ、少しずつ立ち直ろうと懸命に模索している中、3日前の11月26日、22時47分頃、石川県で最大震度5弱(マグニチュード6.6)の地震が発生しました。

能登にお住まいの方々は相当恐かったと思います。

仙台でも東日本大震災後ずっと余震が続いていたので、当時トラウマになってしまった方も多かったようです。

日本列島に住んでいる限り、残念ながら地震を避けることはできません。

自分のここまでの数十年の人生においては幸いにも経験していなかっただけかもしれませんが、日本全体あるいは地球規模として見ればかなり頻繁に起きているというのが現実です。ですから、今後更なる大地震が起きることを否定するのはやはり難しいでしょう。

近年の大きな地震だけでも以下の大地震を列挙できます。

1995  阪神淡路大震災  マグニチュード7.3

2011 東日本大震災  マグニチュード9.0

2016 熊本地震    マグニチュードM7.3

2024 能登半島地震  マグニチュード7.6


大地震は必ず起きるという前提で物事を考えましょう。

あなたがどんなに楽観的な性格だとしても、家族のために、仲間のために一度は真剣に考えてみましょう。

「毎日そんなことばかり考えていたら憂鬱になるよ」と考えるでしょう。

そうですね。私も毎日考え続ける必要はないと思います。

ただし、一度は真剣に、自分の地域に大地震が発生した場合の類型毎の対策を、家族と話し合って、共通理解をしておけば良いと考えています。


南海トラフ大地震についても、学者によって言うことが違います。さまざまな研究成果があり、それぞれの研究で発生確率も若干違います。

それらを聞いて、どう考えるかがとても大事なことです。

たとえば「30年以内に70%の確率で発生する」ということを聞いて「ああ、なんだ30年後か」と安心する人もいそうです。

しかし、これが50年後でも100年後でも、大地震が発生することは間違いないようです。

そして発生確率ですから、100年以内と言われても、今日発生するのかもしれません。

「厄災などを考えたくない」は、昔から忌み言葉を避ける日本人の気質でしょうが、それでも一度だけで良いから考えてみましょう。


明日、三重県土地家屋調査士会の研修会で震災のお話をします。

タイトルは「大規模災害に備える〜東日本大震災で地域と土地家屋調査士と土地家屋調査士会に何が起きたのか〜」です。


法律や技術的な話も組織論的な話もしますが、一番伝えたいことは、もっとシンプルな「必ず大地震が来るという現実味を持って対策を考えること」です。

三重県の皆様が真剣に考える切っ掛けとそのヒントをお渡しできれば良いと考えております。

明日はよろしくお願いいたします。


昭和東南海地震の尾鷲市の被害 1944年
伊勢市危機管理課資料


2024年11月18日月曜日

土地家屋調査士鈴木修塾(第6期事務所開業・経営・運営)正式開催決定

前回のブログで予告していた鈴木修塾(開業・経営)ですが、正式決定しました。

日程が固まっていないにも関わらず、現役の土地家屋調査士の方や、先日受験したばかりの合格発表を待っている方など、既に数人からお申し込みをいただきましたので、下記のとおり正式に開催いたします。

参加申込みの方は以下のとおりメールでご連絡をお願いいたします。また参加したいけれど現在日程の調整中という方でも、仮登録でも結構ですから同じようにご連絡をお待ちしています。

鈴木修塾では、常に参加希望者に事前アンケートをお願いしています。そのアンケートで参加者の皆さんの個人的な悩みや相談を把握して、それに沿った講義内容に調整していますので、早めに参加表明していただけると資料作成の都合上ありがたいのです。

よろしくお願いいたします。


【土地家屋調査士鈴木修塾(第6期事務所開業・経営・運営)】

①日程 令和7年1月31日(金)13時30分~2月2日(日)13時00分
    日程は2泊3日ですが、実際の塾は参加者全員で作るLlNEグル-プによる事前研修をしますし、研修終了後の塾生については、何年後でも開業の相談や受託業務の相談や質問にも個別に対応しています。

②場所 講 義 エスポ-ルみやぎ(仙台市宮城野区)
 宿泊場所は参加者の皆さんのご都合で自由ですが、この会場(合宿所)は格安ですし、鈴木もここに宿泊して夜中まで皆さんと一緒にフリートークをするので、ここをお勧めします。ご希望の方はまとめて予約しますのでご相談ください。

③受講料 115,000円(税込)宿泊や飲食は別途
 支払いの時期や方法については、個別に相談に応じます。

④参加登録の方法

    受講ご希望の方は、以下にメ-ルでお願いします。

 鈴木修 宛  mucha@rr.iij4u.or.jp

件名は「鈴木修塾(第6期事務所開業・経営・運営)受講申込み」など、内容がわかる書き方でお願いします。

*お問い合わせなども遠慮なくメ-ルでお問い合わせください。

*形式や内容については、過去ブログをご覧ください。


《関連してお伝えしたいこと》

*鈴木がどんな考え方でどんな話をするのかを知ってから塾への参加を検討したいという方は、以下の土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンスをお聞きいただいてからご判断していただくこともよろしいかと思います。

土地家屋調査士   鈴木 修 ブログ: 12月1日「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス in 名古屋」開催

【土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス in 名古屋】

    日時:令和5年12月1日(日)

        講義・研修 13時30分から16時30分

        個別相談(希望者)に答えきれない場合はガイダンス終了後にも対応いたします。

      場所:LEC名古屋駅前本校

      会費:3,000円


皆さん全員を全力で応援いたします。





2024年11月14日木曜日

12月1日「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス in 名古屋」開催

土地家屋調査士試験を受験された方、お疲れ様でした。

各受験予備校の速報などで、自分の合否についてなんとなく分かった人もいるでしょうが、発表までが長すぎるので辛いですね。
皆さんの努力が報われることを心から祈ります。


さて、受験生に毎回確認させていただいておりますが、皆さん合格後の具体的な行動計画はありますか。

今回皆さんが受けた試験は、土地家屋調査士になるための試験です。土地家屋調査士法人に勤務するという選択肢もありますが、基本的には個々人が独立開業をするための資格です。

「合格後の具体的な行動計画」については、まず合格してから。それから考えるつもりだという人もいるでしょう。しかし、土地家屋調査士を目指そうと考えた時点で「合格したら具体的に自分はこうなるんだ」という明確な目標と確信が持つことができたら、逆に試験も短期間で合格すると思います。

また、独立に関しては、家族の生活がかかっているので簡単に動けないという皆さんの気持ちはわかります。しかし、それらも含めた前提で今回の試験に立ち向かったのではないですか。

心配や不安は尽きないでしょう。

でも大丈夫です。

土地家屋調査士として正しい方向に努力する気があるのなら、控えめに言っても、生活に困らない収入は確保できます。

皆さんは資格試験にチャレンジしようとする段階で他の人達よりも努力する気がある方々です。

問題は努力をするつもりはあっても、「どちらの方向にどれだけの努力をすべきか」という目安が分からないということではないでしょうか。

それらを伝えようと思い、私は開業や経営のガイダンスを長年開催してきました。


ガイダンスには現役の土地家屋調査士の方々の受講も歓迎します。
ご自分の事務所の将来について不安を持つベテランの先生方にもご好評いただいております。日々の事務所経営についてきっとお役に立つヒントがあると思います。


次のガイダンスの詳細が決まりましたのでお知らせいたします。

受講の申し込みについては、以下のとおりといたします。


「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス in 名古屋」

日時:令和6年12月1日(日)

        講義・研修 13時30分から16時30分

   (いつものとおり、できるだけすべての質問に答えます。時間が無い場合は場所を移してでも対応します。)

場所:    LEC名古屋駅前本校

参加費:    3,000円/人

(事前振込をお願いします。詳細は受講申込みメールに返信でお知らせします)

定員:    50名(生講義のみ)

受講対象者:

   土地家屋調査士資格に興味のある方、土地家屋調査士受験勉強中の方、土地家屋調査士試験合格者、現役土地家屋調査士、土地家屋調査士の話を聴きたいすべての方。

たとえば

    ・土地家屋調査士の先行きは大丈夫かなと心配している方 

    ・土地家屋調査士に自分の人生を賭けても良いのか迷っている方

    ・土地家屋調査士試験合格した(見込み)けれど、開業する勇気がない方

    ・事務所や設備など、開業資金の計画が立たない方

    ・補助者など修行の場所を迷っている方

    ・法人に就職して、本当は独立するはずだったんだけどなぁと後悔している方 

    ・土地家屋調査士になったけれど仕事がなくてこの先どうすれば良いか悩んでいる方

    ・これからの時代に今までのやり方で良いのか確認したいベテラン土地家屋調査士の方

     ・久しぶりに鈴木の話を聞きたいなと思った方 

その他:

    *独立開業は、受講者の人生だけではなくその方のご家族の人生がかかっているので、ご一緒に聴いて相談戴くためにご家族同伴でも結構です。  

受講申込み方法 

 以下のメールアドレスに【ガイダンス12月名古屋受講申込み】の件名を書いていただき、以下の内容を書いて申し込みください。

    受講申し込み先: mucha@rr.iij4u.or.jp 鈴木 修 宛

    ・氏名 フルネームでお願いいたします(必須)

    ・住所 都道府県名だけでも結構です(必須)

    ・メールアドレス 返信して良いメールアドレス(必須)

    ・現在の状況 以下のどれかを選んでください

        土地家屋調査士に興味を持った

        土地家屋調査士試験を勉強中

        合格したが開業していない

        合格後法人若しくは補助者で修行中

        土地家屋調査士開業中

        その他

質問等

    土地家屋調査士に関して感じている疑問や不安をお書きください(任意)。

    鈴木の考え方でよろしければすべての質問に答えます。基本的に皆さんの秘密は守りますし、内容によっては、個別に答えたいと思います。

    また、12月まで待てない緊急なお困りごとや質問があれば、それも記載してください。できる限り事前にお電話等で対応いたします。

 土地家屋調査士をめざす皆さん全員を応援します。





2024年11月8日金曜日

2025年土地家屋調査士鈴木修塾(事務所開業・経営・運営)開催計画について

 今年の土地家屋調査士試験を受験された方から、本日以下の質問をいただきました。

「令和6年度土地家屋調査士試験を受験いたしました、Fと申します。(中略)以前より、鈴木先生のブログを拝見しておりまして、モチベ―ションとさせて頂いておりました。合否にかかわらず、鈴木先生の開催される塾へ参加させていただきたく存じますが、2025年度の「土地家屋調査士鈴木修塾(事務所開業・経営・運営)」開催の予定はございますでしょうか?」


令和6年の試験を受験された皆さん、大変お疲れ様でした。

皆さんは、各受験予備校の発信情報を見まくって自己採点もできた頃でしょうから、ある程度の合否の目安はつかんでいることと思います。

このFさんにはすぐに電話を差し上げて、以下の説明をしました。


1.2025年も「土地家屋調査士鈴木修塾(事務所開業・経営・運営)」開催すること

2.開催するつもりだけれど会場確保の関係でまだ日程が確定していないこと

3.1月末から2月初めあたりで開催したいと思っていること

4.詳細を早めに決めるので、ブログを見ておいて欲しいこと


この「土地家屋調査士鈴木修塾・事務所開業・経営・運営」は、現役の土地家屋調査士の方も多数参加されていますが、やはり開業前後の方が多いです。

だから、塾の日程決定も皆さんの合格発表後でも良いかと思っていましたが、年度末に向けて身の振り方を考えたい人もいるでしょう。
確かに日程だけでも早く決めて発表しないと、皆さんもお困りになると思いました。


詳細については早急に詰めて、再度このブログで報告致しますが、現時点での予定概略を以下に記載します。

この日程で進めるつもりですが、別の日程の方が参加し易いという意見が多ければ、その方向も検討致しますので、ご遠慮なくご連絡ください。
また会場確保の都合があり、参加人数の概略だけでも把握したいのです。

「参加確定」ではなく「参加検討中」でも結構ですからご連絡いただけると、人数に合わせた研修会場を検討しやすくなりますので、よろしくお願いします。


《土地家屋調査士鈴木修塾(事務所開業・経営・運営)》

①日程(予定) 令和6年1月31日(金)13時30分~2月2日(日)14時00分

②場所(予定) 講 義 エスポ-ルみやぎ(宮城県青年会館)(仙台市宮城野区)


*参加登録、仮登録、日程相談などの問合せは、以下にメ-ルでお願いします。

鈴木修 宛  mucha@rr.iij4u.or.jp

※件名は「鈴木修塾(第6期事務所開業・経営・運営)受講申込み」など、内容がわかる書き方でお願いします。


なお、鈴木修塾(土地業務)や鈴木修塾(建物業務)の日程もできるだけ早めに報告致します。

よろしくお願いします。