2019年3月4日のブログで紹介したライト付きボールペン「ライトライト」ですが、私はかなり気に入っていて、数本持っています。それらをそれぞれペンケースや作業着の腕ポケットに入れてます。
土地家屋調査士 鈴木 修 ブログ: ライトライト ライト付きボールペン ゼブラ (fermatadiary.blogspot.com)
私も夜の現場調査が多いわけではありませんが、夕方の暗がりや照明のない建物の中などは昼でも見えにくいこともありますので、文字を書くにも懐中電灯の代わりにも結構重宝しております。
このペンは我々の業界以外にも、医療、介護、土木、建築、警備、宅配などの業界や、キャンプや釣りなどのアウトドアライフを楽しむ人々にも使われているようです。
さて、このライトライトに新製品が出ました。
ライトライトα(アルファ)です。
上が新製品のライトライトα(アルファ) 下が従来のライトライト |
一回ノックして芯が出て、もう一度ノックして芯が引っこみ、さらにもう一度ノックして芯が出るのと同時にライトが光り、またノックして芯が引っ込むと同時にライトが消える、この繰り返しの機構はそのままです。
私の気に入っているローレット加工のグリップや開きやすいクリップなどはそのままの仕様です。
何が違うかと言うと、ペン先とノック部分に光を吸収し暗闇で発光する「蓄光パーツ」を追加されています。これは暗いところで使うこのペンを探しやすいためでしょう。実際使用しているユーザーからの要望が商品に反映されたのだと思います。
この写真では分かりにくいかもしれません。 上がライトライトαのペン先の蓄光パーツが薄暗い中で光っているところです。 |
また細かなところではボタン電池も4個から2個で済む仕様になっています。
点けっぱなしで使うものではないので、電池の持ちの比較はできません。
さて、今回の一番の目玉は赤色LEDのタイプが追加されたことでしょう。
あかりの色が違いますね |
暗がりに20分から30分かけて徐々に目が慣れてくるという現象が「暗順応」と言います。逆に目が明るさに慣れる現象が「明順応」です。この「明順応」は一瞬で起きます。
前モデルのライトライトは驚くほどの明るさです。そのまま懐中電灯の代わりになるくらいの明るさです。この明るさがとても良かったのですが、問題はライトを点けた一瞬で目が「明順応」してしまい、せっかく暗闇に目が慣れてきたところが戻ってしまうことでした。
赤色LEDのメリットは、この「明順応」が起こりにくいということです。
赤色LEDのライトライトαでメモしてからあかりを消しても、「暗順応」したままの目で作業が続けられるというメリットがあります。そのかわり懐中電灯の代わりにはなりません。
ライトライトのあかり |
ライトライトαの赤色LEDのあかり |
前回も書きましたが、ライトライトを買ってからここまで、一番使う場面は、暗い現場ではなく、「このボールペンねぇ、光るんだよね〜」って自慢するときでした。
これからはこの「明順応」「暗順応」のうんちくを語るときになるでしょう。