2010年5月9日日曜日

新人研修補講

4月9日のブログで予告しましたように、昨日(5月8日)に、東北ブロック新人研修の補講を開催しました。新人の皆さんからのリクエストが有ったものを、宮城会の升澤さんが段取りと取り纏めをしてくれて、結局他会の皆さんも合わせて19名の参加者が有りました。
先日の講義で時間の関係で説明の足りない部分を補足させていただいたことと、参加者一人一人の質問を受けてお答えしました。

参加者の皆さんが問題意識を持ち、この補講から持ち帰ろうとするテーマを持って参加されたことが大変頼もしく思えました。その後の懇親会でも遅くまでしっかり議論ができて、「皆土地家屋調査士が好きなんだ」と感じて、大変嬉しい時間を過ごしました。

今回質問をお聞きしながら感じましたが、新人の日々の疑問にしっかりと答える機関(または人)が必要ですね。やはり新人は仕事に従事しながら新たな疑問が湧くものです。私がかつて新人研修を受けた時は受託0件だったので、講師の話しが実感として理解できませんでした。むしろその後事件を処理しながらいろいろ疑問を持つものです。その時に新人の仲間内だけで質問して解決していると大変危険なことがあります。おそらく答える人は、単に補助者歴の長い人ということになるのでしょうから。登記が通っただけでは済まないことも有りますので、絶対に先輩に質問してください。

さて、昨日の質問は下記のようなものが有りました。いろいろ悩んでいますね。でも「悩まない人は先が有りません」。今回の参加者の皆さんは、恥ずかしがらず、本気で質問してくれました。中には一言で答えられないものが多かったのですが、なんとかお答えしたつもりです。以下何問かは、後日このブログでもコメントしたいと思います。

土地家屋調査士の王道について
一流の土地家屋調査士とは?
魂を込めた仕事とは、どこに向けての魂か?

事務所経営について
事務所の設備投資の考え方は?
合同事務所や調査士法人の良い点、悪い点は?
父と合同事務所だが、2代目としてはどう考えれば良いか?
公嘱協会に入会するメリットは?

業務受託について
受託する際に契約書を取り交わすべきか?
土地家屋調査士の営業の仕方は?
「杭を埋設だけして欲しい、測量は不要」と言われた時の対応は?
土地家屋調査士業務の付加価値とは?
お客様への途中経過報告の方法は?

事件処理について
天井高1、4mの階層の登記はどう考えるか?
公図訂正手続の方法は?
工事を伴わない建物の種類変更の要件とは?
保養所を居宅にする種類変更は?