2011年10月14日金曜日

ベガルタ仙台レディース

なでしこリーグに「東京電力女子サッカー部マリーゼ」というチームが有ります。
このマリーゼの前身は、宮城県三本木町の「YKK東北女子サッカー部フラッパーズ」でした。ですからマリーゼは、昔宮城県に有ったチームでした。

その後2004年に、チームは東京電力に移管され、福島県のJヴィレッジに本拠を移しました。このチームには、なでしこジャパンで活躍したDF鮫島彩やFW丸山佳里奈も所属していました。

今年の3月11日の東日本大震災とその後の福島第一原子力発電事故により、本拠地のJヴィレッジは事故の対応拠点となり、選手全員が自宅待機を余儀なくされました。
そして、なでしこリーグも、震災の影響でリーグ戦の開幕を遅らせ、4月29日に変更することになりましたが、マリーゼはそれに参加することは有りませんでした。
その後東京電力は、なでしこリーグから撤退することを発表し、マリーゼはその後の移管先を探していました。

ベガルタ仙台も、震災後練習場も確保できず、厳しい環境の中で、選手はボランティア活動と練習を続けてました。
私は、そのベガルタ仙台のサポーターとして、マリーゼのことは他人事ではないような気がしておりました。


そこに本日嬉しいニュースが飛び込んできました。

ベガルタ仙台が、マリーゼの移管先に決定したと言うのです。

仙台には、高校女子サッカーでは有名な、全国一の常盤木学園や聖和学園が有ります。
たくさんのなでしこジャパンの選手も排出している名門校です。
この選手達の受け皿が地元にあったら、どんなに凄いことになるだろうと。
それも、できれば「ベガルタ仙台レディース」というチームができて、その受け皿になったらと、以前から夢見ていました。

その夢が実現しそうです。
単なるベガルタ仙台に女子チームができたという夢だけでなく、気になっていた被災チームの復興を仙台で実現できるという夢も、併せて叶えられます。
とてもとても嬉しいです。

来年から忙しくなりそうです。
こりゃ、会長やる暇ないね。



女子サッカー:東電マリーゼを仙台に移管 (毎日新聞10月13日)

サッカーの日本女子リーグ(なでしこリーグ)は13日、東京都内で理事会を開き、東日本大震災に伴う福島第1原発事故の影響で休部した東京電力マリーゼをJ1仙台に移管することを承認した。

田口禎則専務理事によると、受け入れの申し入れのあった数チームの中から▽トレーニング環境が完備している▽地域に根付いた活動にノウハウがある▽選手の再就職先についてスポンサー企業や自治体の支援が得られる--などを理由に、仙台と基本合意に達したという。田口氏によれば約15選手が仙台に移る意思を示しているという。

仙台は来季、なでしこリーグの2部に当たるチャレンジリーグから参戦する。