宮城県土地家屋調査士会に入会する方に対して、登録証を交付するセレモニー「登録証交付式」は、日調連から登録証が送られてくる度に、各月毎にまとめて、毎月の常任理事会の前に開催されます。
本日10月11日は常任理事会が有りましたので、その前に新入会員への登録証交付式が開催されました。
本日の新入会員は3名です。宮城会には、最近入会する方が増えてきました。
入会する方は、いろいろな思いを持って入会されるのでしょう。
我々宮城県土地家屋調査士会としては、大歓迎致します。
さて、本日の登録証交付式に参加された3名の新人に申し上げたかったことを書いてみます。
本日の私の挨拶でどこまでお伝えできたでしょうか。
本日は宮城県土地家屋調査士会へのご入会おめでとうございます。
我々宮城会としても、一度に3名の新人をお迎えすることができて、大変嬉しく思っています。
さて、皆さんの経歴を見ると、3人とも測量会社や土地家屋調査士事務所で働いていらっしゃいますので、測量や登記については、既にご経験のある分野だと思います。
でもその経験は、資格を持っていてもサラリーマンとしての経験です。
事件を処理する際に、給料をもらって業務をしているのと、自分の名前で業務をするのでは、まったく違うのです。資格者として、自分の名前で仕事をすることが、どれだけのプレッシャーが有るのか、これから身に染みて経験するでしょう。
あんなに平気でやっていたことが、かなりの緊張の中でやることになると思います。
登録しなければ、分からない世界が有ります。
登録しなければ、参加できない研修会が有ります。
登録しなければ、会えない他の土地家屋調査士がいます。
皆さんを雇っていたくらいですから、雇い主は立派な方でしょう。
しかし、皆さんの目の前の方だけが土地家屋調査士では有りません。
その方以外にも、世の中にはたくさんの多様な土地家屋調査士がいるのです。
たった一つの職場の経験で、土地家屋調査士全体を分かったつもりでは、大変もったいないと思います。
なるべくたくさんの研修を受けて、なるべくたくさんの先輩と話をしてください。
これからの時代、自分の力と判断で生きていかなければなりません。
その判断をするためにも、たくさんの考え方を身につけてください。
宮城県土地家屋調査士会は、かなり面倒見の良い組織です。
商売敵などとまったく思っていません。みんな仲間だと思っています。
困ったこと、分からないことが有ったら、何でもご相談ください。
せっかく登録した資格です。
皆で大切にして、皆で高めて、皆で誇れるような世界を創るために頑張りましょう。