耳に当てて微かな機械の音を聞くととても愛おしくなります。
良く分からないとおっしゃるかも知れないけれど、そういうヤツです。
最先端の電子文具を持ちながらも、同時にアナログな万年筆が大好きです。
Google Calendarで予定を管理しながらも、計画は紙のA5版手帳じゃないと駄目と信じています。
良く分からないとおっしゃるかも知れないけれど、そういうヤツです。
さて今晩詳細が発表されるApple Watchですが、Apple好きと時計好きの私にどんぴしゃのはずですが、どうも自分の立ち位置がまだ決まらないような、仙台弁で言うと「いずい」ような感じです。
ウエラブルの情報端末は昔から欲しいものです。
時計に向かって話しかけるのはスーパージェッターになりたかった私にはとても魅力的なモノです。
でも戸惑っています。いずいんです。
時計は気分で取り替えています。
毎日同じモノをつけているわけでもありません。
「なぜ、時計も着替えないの?」
とテレビで呟く小林麻美さまに踊らされただけかも知れませんが。
スポーツするときは当然防水の時計です。(最近スポーツしていないなぁ)
でもスポーツ向きの時計が必ずしもビジネス向きかというとそうでもありません。
まあ、これも複数持つための言い訳ですが。
ではApple Watchを何個目かの時計と位置づければ良いかと言うことではありません。
コイツを買ってしまえば、基本的に毎日着けなければなりません。
Apple Watchは活動量計等々が付いています。
24時間ライフログを取ってくれる訳です。
だから着替えてはいけないのです。
なおかつ毎日充電が必要と言っています。
夜の睡眠量も計測するはずですから、どの場面で充電すれば良いのでしょうか。
おそらく夜でしょうが、良く分かりません。
もう一つの問題があります。
歴代のiPhoneを初日に買ってきた私が、今回に限ってiPhone6を買っていないのは、サイズが大きくなったからです。
スパイの小道具は小さくて性能が高いものでなければなりません。大きな画面が必要な場面はiPadであるべきと思っています。
しかしここでApple Watchが発表になりました。
おそらくiPhone6を鞄に入れて、リンクしたApple Watchを身に付けることを想定すると、私でも納得できる形になるのでしょうね。
ということは今回私がApple Watchを買うと、iPhone も買い換える理由ができる?
見かけの問題もあります。
Apple Watchは時計の形をしているから、立ち位置が難しいと思います。
あのプロダクトが時計好きから見て美しい時計と感じるのか。
画面のデザインがいくらでも変更できるとしても、ケースの形状は決まっています。オンオフどちらも1個で使えるデザインと思えるのか、そこが問題でしょうね。
また、機械式時計は、モノによっては何世代も手渡していくべき価値を持っています。
しかし、このApple Watchは情報端末ですから、ソフトをアップデートしていっても、せいぜいもって3年と見ています。金製のケースも登場するらしいですが、その3年寿命の製品にどこまでの質感を求めるかという問題もあるでしょうね。
iPhoneやiPad で情報は十分間に合っている。
気に入った時計は持っている。
UPのようなライフログ的なグッズも持っている。
Apple Watchのデザインが必ずしも時計として気に入るか微妙である。
それでいてApple Watchを買うと、今までの時計を使う機会が無くなる。
だから今は、自分の気に入った時計の脇に「Jawbone UP」のような時計ではない機能性バンドを着けるのがベストとも思っています。
さて詳細の発表は今晩日本時間の午前2時。
あと5時間ですか。
理屈では絶対不要でしょうね。
でも私は買うと思います。
良く分からないとおっしゃるかも知れないけれど、そういうヤツです。