本日は岩手会研修会に講師としてお招き戴きました。
新人の頃からお付き合いの多い岩手会からのお話なので、喜んでお伺い致しました。
テーマは「土地家屋調査士の業務報酬と事務所経営を今一度考える」でした。
最近はこのテーマのリクエストが多いですね。
土地家屋調査士の業務の報酬を考えるには、まず先にその業務を未来も含めてどう捉えるかが検討されなければなりません。法務局の行く末さえも不安定なこの時代、そこが難しいのですね。また私たちの業界は、平成15年まで報酬額が定額だったので、原価計算をする訓練ができていません。そこの意識改革が必要です。全国的にも変動費は身に付いているようですが、固定費の計算が頭から抜けているようです。基本的な自分自身の日額計算すらできていません。ですから、この金額が赤字か黒字か分からないで受託している状況も有るようです。
ところで、
ご存知のとおり、宮城会の研修会は、伝統的に平日の午後に、原則一本の研修会を開催しています。でも他の会の研修会にお伺いすると、必ずしも宮城会の研修会とその運営方法が同じでは有りません。宮城会も運営方法が今のままが理想的なのか検討に値すると考えています。
例えば研修会を原則平日に開催する会だけでなく、原則土曜日に開催する会が有ります。むしろ全国ではこの週末開催の会が多いようです、
週休2日になったこの時代に、貴重な平日を潰されたくないという意見も有るのでしょう。
この週末開催も、宮城会でも一度試してみてご意見をお聞きしたいと考えていました。
また、午前午後の一日で何本かの研修会を併催する会が有ります。
交通事情等の都合でなかなか集まるのが大変で、せっかく来たのだから一日で必要な研修会を何本か聴講して、CPDポイントを稼ごうということかも知れません。確かに午後開催としてもどうせ午前中に落ち着いて仕事ができないのだから、2回集まるよりも一日開催は合理的かも知れません。
他に研修会毎に実費を徴収する会も有ります。
会の財政事情の関係で、研修会毎に実費で参加料を徴収しているようです。これも会費値上げよりも良いでしょうという理解だと思います。
研修会は会員皆さんのものです。土地家屋調査士として生きて行くノウハウを身につける機会です。研修会の開催方法にもご意見をお願い致します。