2012年4月2日月曜日

新年度に思う April Fools' Day

4月1日、新年度になりました。
進学、就職。新しい環境、新しい出会い、新しい体験。
新年度はいつも、まだ見ぬ未来を感じて、嬉しい季節です。

東北も寒い冬から桜の季節になります。
被災地の人間は、全国からの支援を受け、日本中の絆を感じて、復興を目指して頑張ってきました。
震災から一年過ぎ、これから春が来ます。

春の訪れを妨げるものがあるとすれば、誤った風評もその一つでしょう。
がれきの受け入れの躊躇や、東北の農産物、海産物の不買など。
でもこれは、その人達を責められません。
何故なら、その人達も、事実が分からないから怖いのです。
被災からここまで政府や東電が嘘の発表をし続けたからです。
「国民が混乱するから事実を発表しなかった」とのコメントが有りましたが、日本国民はもう少しまともだと思います。あれは国民のためではなく、自己保身のためです。
国民にとっては、その嘘から始まった情報のために、何が本当か分からなくなりました。
これでは、本当に放射能が問題ないのか、誰も判断ができません。
事実が分かれば、皆で諦めるところも、対策するところも判断できるのですが。

今日は、エイプリール・フールでもあります。
普段は言っちゃいけない嘘を、今日だけは言っても良い日です。
普段から嘘で固めた政府や東電の発表ですが、今日くらい本当のことを言ってみませんか。