2012年4月29日日曜日

勝ち癖 負け癖

我がベガルタ仙台が、J1リーグ開幕から8戦、負け無しでダントツの首位です。
それも2位に大きく勝ち点差をつけて。
とても嬉しいですね。

皆「まだまだ先が長いので一喜一憂するな」と言うでしょう。
しかし、勝負の世界はこの「勝っている」「負けない」という成功体験がとても重要です。
勝ち負けの世界は、最後はメンタル勝負です。
今から言い続けなければならないし、その位置にいることが勇気になり、実力になるのです。

これは、どの世界でも同じです。
たとえば、土地家屋調査士の資格試験。
平成23年度試験は、申込者ベースで合格率6.2%、実質試験を受けた人で合格率7.7%でした。
94%が落ちるから、大抵の受験生が落ちても平気な顔をしています。
これがだめです。
「落ちて当たり前」というメンタルになります。
そうなると、もう何年かかっても合格できません。

「受験の先輩が5年勉強してまだ受からないから、俺なんかまだ1年目だし・・」なんて考える人は一生受かりません。

10年もかかって合格する人がいたとしても、10年間努力したのではなく、おそらく最後の1年でメンタルが変わった人です。

毎年適当な勉強をして試験を受けて不合格になると、負け癖が付きます。
負けて当たり前になります。これは絶対にダメです。

私は受験生に、たまに受験アドバイスをしています。
私の受験テクニックについては、かなり自信があります。
大学受験で失敗して反省した以来、今まで試験に落ちたことが有りません。
土地家屋調査士試験も半年でした。
頭が良いのでは有りません。勝負の仕方が有るのです。
ここでは長く書けませんが、いつかこのノウハウは説明したいと考えています。

ただ一番大切なことですが、「資格受験は、学校で習った勉強の延長ではなく、別の勝負事である。」と理解することです。

まだ不十分な勉強段階なら、本当は受けなければ良いのです。負け癖が付くからです。
またどうしても受けるなら、例えば「今回は、書式の建物だけは仕上げてきたから、全体は負けても良いから、建物の書式だけは勝つ。」という勝負ルールにして、それに勝つなら良いのです。
負け癖や勝ち癖はとても大切なものなのです。

試験に合格して、私たちは土地家屋調査士業界に入った訳ですが、皆さんは業務でも勝ち癖が付いているでしょうか。
あまり好きな言葉ではありませんが、「負け犬根性」で業界を生きていませんか?
業界内でも、他業界との関係でも、ここがとても大切です。

まあ、ブログでここまで書いていますが、実は「ベガルタ仙台がダントツ首位だ!」と言いたいだけですけどね・・・。