2012年4月26日木曜日

「ガイダンス土地家屋調査士報酬」誤りのお詫びと対応

書籍「ガイダンス土地家屋調査士報酬」を、昨年、日本加除出版から発刊させて戴きました。
これは私自身、長年土地家屋調査士の報酬について考えてきて、各所で研修して来たことを、同志とまとめた本です。


読んだ方からの反響で「少しは役に立ったのか」と嬉しく思っていたところもあったのですが、読んで戴いた方からのご質問により、以下の2ヶ所の誤りが見つかりました。
大変申し訳ありませんでした。そのお詫びと報告をさせて戴きます。

1.本書 16 ページ 上から 15 行目 
 <誤>
C 工程に至るまでの 10 分になります。この待ちの 5 分をどうするかという… 
<正>
C 工程に至るまでの 15 分になります。この待ちの 10 分をどうするかという… 

報酬を考える上で、「日額の基礎とする時間は、甲が実際に動いた時間だけで無く、それを実行するために待って(拘束されて)いた時間も含むのですよ。」というような趣旨を書きたかったのです。
甲のサイクルタイムは乙の時間も加えて15分です。待ちの10分をどう工夫するかが経営改善になるのですね。大変申し訳ありませんでした。

現実感の無いままに業務の見積計算をしようとすると、どうしても自分の動く時間だけを考えてしまいます。でも実際は、他の要因を含めて時間を考えなければならない場面がたくさんありますね。


2.本書付録 CD-ROM ソフト 
報酬基準表を出力する際の人数設定の数値が「調査士が 1 人、補助者 A が 1人、補助者 B が 0人」で固定されており、この数値を変更することができません。

数値の変更ができるようにするためには、専用の修正プログラムをインストールする必要があります。 お手数ですが日本加除出版株式会社のホームページにアクセスして「正誤表・Q&A」のページから修正プログラムをダウンロードのうえ、お手元の環境にインストールしてくださいますようお願いします。 
なお、この修正について日本加除出版様と相談して、これから販売される書籍にはこの正誤表を入れることと、第2版を発刊する際には、修正印刷することとなりました。ご理解の程お願い申し上げます。

今回の書籍の目的は、資格業者にコスト感覚が無さ過ぎるという思いから、原価の意識だけは持って欲しいと考えて書きました。

「お客様から見ても、資格者から見ても、納得できる「適正な報酬」とは何か」
これからも考えて行きたいと思いますので、よろしくご支援お願いします。