専門家として生きると決めた瞬間から、私たちはずっと学び続ける運命にあります。
初心者であろうと、何十年の経験を積んだベテランであろうと、昨日までの知識だけでは今日を生き抜けません。法律も技術も、制度の位置づけも、静かに、しかし確実に変わっていきます。
資格制度はその専門家の生活を守るための制度ではなく、国は国民を守る為に制度を作ったのだから、専門家として生きたいのなら、学び続けることが当然の“義務”になるのです。
新人の皆さんは、年功序列の世界から頭を切り替えて、初年度からトップレベルを目指してほしいと考えています。
がむしゃらに進むことも意味が無いわけではないけれど、早く専門家として確立したかったら、その学びも計画的に進めて、どんな学びが心に残ったのかを振り返ることで、道筋はより鮮明になります。
その積み重ねが、専門家としての自分を確実に強くしていきます。
鈴木修塾では最近、その「振り返り」の習慣として、三行日記を勧めています。
今日覚えたこと、今日できるようになったこと、今日考えたこと、そういったことを三行ほど書くだけの、非常にシンプルな日記です。
それ以外のことは一切書きません。
三行と決めているわけではなく、四行でも五行でも構いませんが、知識やアイデアの“目次”を書くつもりで短くまとめるほうが、長続きしますし、後から振り返りやすい形になります。
毎日「何ができるようになったか」を書き留めることで、日々前に進んでいる実感が得られます。そして、自分が何を考えてきたのか、その軌跡を後から辿ることができます。
勉強の内容そのものは三行で収まるはずがありませんから、詳しい記録は別の学びノートに書けばよく、この三行日記はそのノートの目次のような役割を果たします。
日記を書くのが苦手な人は多いものですが、この三行日記は「今日、自分がどう進んだか」を確認するための、たった三行だけの記録です。
おそらく誰でも書けます。寝る前に書こうとして「今日は何も進んでいない」と感じたら、そこから本を数ページ読むだけで“今日わかったこと”が一つ生まれます。
それを書けばいいのです。こうして、毎日必ず一歩前に進む自分をつくることができます。
使う道具も自由です。市販の専用日記帳である必要はなく、普通のキャンパスノートでも、小さな手帳でも構いません。
塾生の中には5年日記や10年日記を使う人も多く、長い期間の軌跡を並べて見られるため、自分の成長を実感しやすいようです。
まずは試しに1週間だけ続けてみませんか。
毎日一歩ずつ前進している自分が見えてきます。1年間で最低でも365歩の進化ができます。小さな習慣ですが、その積み重ねは驚くほど大きな力になります。