情報知識学会(http://www.jsik.jp/?2013program)で、今回初めて「地籍情報」を取り上げてくれることになりました。
地籍情報はあらゆる経済活動の基盤を成すものであり、とても重要でとても価値のあるものだと思います。
我々土地家屋調査士が扱う地籍情報は、我々の専門的知見から収集した情報であり、登記申請をして終わりというものではなく、その先に生かすことが求められている情報だと思います。
今回のシンポジウムのタイトルは「東北大震災と地籍情報」になっていますが、東日本大震災にフォーカスするのではなく、震災を通して浮かび上がった地籍の問題と重要性にフォーカスすることになると思います。
このシンポジウムでは、情報知識学会の会員だけでなく、土地家屋調査士の会員の皆さんにも聞いて戴きたく、土地家屋調査士とは何であるのかと、土地家屋調査士の扱っている地籍情報はどこが重要なのかを再確認して、今後の展開まで話ができたら良いと思っています。
今回のシンポジウムは組織的にはお付き合いしていない分野の情報知識学会のものです。
また新しい視点が開けると信じています。
会場が東京で恐縮ですが、是非土地家屋調査士の皆さんのご参加をお願い致します。
日時:2013年5月25日(土) 13時~17時30分
場所:お茶の水女子大学 (共通講義棟2号館201)
13:30-17:30 シンポジウム「東北大震災と地籍情報」
1 地籍セッション
【基調講演1】
「土地家屋調査士と地籍情報」
西本孔昭(日本土地家屋調査士会)
【基調講演2】
「東北大震災復興に見る地籍情報の重要性」
鈴木修(宮城県土地家屋調査士会)
2 地籍情報の今後の可能性検討セッション
【招待講演1】
「地籍情報ビッグデータからの知識発見」
大槻明(東京工業大学)
【招待講演2】
「地籍情報の構造化に向けてーオントロジー工学およびLinked Open Dataによるアプローチからの一考察ー」
古崎晃司(大阪大学)
【招待講演3】
「地籍情報関係の専門用語辞書構築」
藤井十章(兵庫県土地家屋調査士会)
【招待講演4】
「沖縄の近代土地台帳・地籍図に見る「災害」の記憶と対策」
山元貴継(中部大学)