震災復興で公私ともに忙しい中、多くの会員に出席していただき、無事総会を終了できたことに感謝申し上げます。
この総会で私は会長に再任されました。3期目になります。総会で申し上げましたとおり、私は本来1期2年を担当させていただく予定でしたが、大震災等で交代のタイミングが悪くなり、結果的に2期目に入っておりました。同じ人間が同じポジションに長くいることは、結果的に宮城のためにならないと考えており、できれば3期目に入ることは避けたかったということが本音です。ですからこの再任についてはいろいろな思いが有ります。
ただそれにしても、今回とても多くの信任票を戴きましたので、もう1期だけ頑張ることに致します。
そういうことで、この会長ブログも2年延長することになりました。よろしくお願い致します。
さて、以下は総会でお話しした挨拶の一部で、今私が考えていることです。
東北は大震災の復興で明け暮れていますが、日本や世界の動きはそれを待っていてはくれません。日本や世界の変化のスピードは、東日本大震災を経験して、より加速されたように思えます。
社会全体がその構造から大きく変わろうとしています。TPPが日本の資格制度の枠組みにも影響を与えかねず、国と地方の関係も動きがあるかも知れません。
我々土地家屋調査士は、今後何を考えて、どこを目指せば良いのでしょうか。 少なくても10年前や20年前の成功体験を握りしめて、同じ成功を繰り返そうと考えているようでは、日本の中でも不要な資格となるでしょう。
私は自分のことを比較的保守的な人間だと思っています。ただし私の考える保守は、その場にしがみつくことではありません。ただ留まることでは「座して死を待つ」ことになると考えています。時代の流れを敏感に察知して、その流れに沿って、またはその流れを越えて、精一杯動き続けるからこそ、その位置を保持できると信じています。
世の中が変わろうと、
私たちが、やらなければならない分野があります。
私たちでないと、できないはずの分野があります。
そう信じています。
私たちが、やらなければならない分野があります。
私たちでないと、できないはずの分野があります。
そう信じています。
震災後のこの時期であっても、またこの時期だからこそ、できることから始めたいと思います。