会長として一番辛い仕事は会員の告別式に参列することです。
過去数回経験していますが、私の三期目の最初の公務が、仙南支部の菊地定男先生の告別式に参列して弔辞を読むことでした。
菊地先生は、昭和49年7月に宮城県土地家屋調査士会に入会されました。
以来38年間土地家屋調査士業務に精励されました。
役員としても、平成元年から平成5年の4年間仙南支部支部長として、また平成7年から平成13年の6年間、宮城会綱紀委員として貢献されました。
私が菊地先生とお話ししたのは、おそらく8年程前、私が副会長であった頃に、仙南支部に研修会講師としてお伺いした時が初めてだったと思います。
研修会後の懇親会で親しくお話ができました。「土地家屋調査士はもっと不動産登記法の周辺業務を勉強すべきである」とおっしゃったことを思い出します。
いつもしっかりと意見をおっしゃる方で、頼りになる先輩でした。
菊地先生は健康に気をつけていたそうで、休みのたびに奥様と山歩きをなされ、周りの方々もまさかこんなに早くお亡くなりになるとは思ってもいなかったようです。
5月20日に現場で突然倒れて入院し、3日後の23日にご逝去されたそうです。
とても元気に見えました。
先日の総会にどうしても出席できない用事がでたということで、わざわざ委任状を事務局まで届けてくれたのが今月の10日です。まさかその半月後に告別式とは残念です。
改めてご冥福をお祈り申し上げます。