2012年7月31日火曜日

女川町被災調査 仮設住宅動画

宮城の大半はすっかり復興していると、全国の皆さんは理解されていると思います。
しかし、昨日のブログで紹介したがれきの堆積でお分かりでしょうが、海辺の町はどこも、しばらくあのままです。
元の町に戻るのは何年もかかるでしょう。

「被災地は震災バブルだ」という報道で、全国に誤解が生じ、支援活動が止まったことがありました。あの報道した人達には責任を感じて欲しいと思っています。

昨日のブログの動画が、現状をお伝えする手段として、分かりやすかったようです。
やはり写真で紹介した以上の反響が来ています。

もう一つ動画を見てください。
仮設住宅です。

画質を落としてファイルを小さくしたので、少し見づらいかも知れませんが、全体を見る目的であるとご理解の上、ご勘弁ください。
女川町仮設住宅(石巻市沢田・石巻バイパス用地)の映像です。





どれだけの数の方々が仮設住宅で不自由しているのか、少しは伝わるでしょうか。
狭い間口の入り口をご覧になって、何世帯が暮らしているのか伝わるでしょうか。

土地家屋調査士の仲間の皆さんなら、ちょっと見ただけで、この住宅の狭さと、暑さが分かると思います。
このような仮設住宅の一団が、岩手、宮城、福島に本当にたくさんあります。
ですから、これだけご不自由されている方々が、東北には実際たくさんいます。

昨日紹介したがれきが片付かず、政府が明確な指針を出さなければ、この仮設住宅から引っ越しができません。しかし、仮設はいつまでもいられる訳でもありません。
ここに仮住まいの皆さんは何を希望にすれば良いのでしょうか。


仮設住宅にお住まいの方々は、発展途上国の経済難民ではありません。
世界の先進国の皆さんと同じ日本人なのです。