土地家屋調査士に限りません。
司法書士でも税理士でも、将来個人で事務所を開業することを目指して、どこかの事務所や法人で修行中の後輩達に質問します。
「あなたが今付き合っている人、業界の先輩や友人は誰でしょうか」
修行中の方は雇用がらみで、嫌でもその事務所の先輩と付き合います。
そしてそのストレス解消に、居心地の良い受験時代の友人達と愚痴を言いあっているかも知れませんね。
余計なお世話ですが、一言言わせてください。
「誰と付き合っているかで、あなたの資格者としての一生が決まります」
修行中の人は、確かに居心地が悪いと思います。
給料をもらうのなら、その分は仕事ですから。
また修行中に居心地が良すぎるのも、あなたの為になっているのか分かりませんよ。
問題はその居心地の良さや悪さはどこから来るかです。
上記のとおり、仕事しながら修行しているのなら、ある程度我慢が必要です。
修行と言いながら人生をはき違えている人も多いです。
もちろん、その事務所にいて先輩と付き合っていても、何の知的積み上げが期待できずに、単に就職以外の何ものでもないと思うのなら、それは考え直す必要があります。
給料をもらう就職だけなら別に他業種でも良いのですから。
むしろ問題なのは居心地の良いグループの方かもしれません。
居心地が良い関係とは緊張感がない関係です。
それはお互いに同レベルの関係だからです。
もちろん技術だけではなく、むしろ資格者としての意識レベルが同レベルなのでしょう。
生活の辛さから居心地の良い仲間を求めることを否定しているわけではありません。
ただしあなたの未来は、そのグループの平均値になります。
一人だけ飛び抜けることはありません。
あなたの未来に少し閉塞感を感じるのなら、他の先輩や他のグループとも付き合ってみても良いでしょう。
別に今の事務所を退職しなくてもできることも有るでしょう。
任意の勉強会などに顔を出せば、意識のある先輩に会えるかも知れません。
知人に紹介してもらうことも有るでしょう。
遠慮は要りません。断られたときに考えれば良いだけです。
最初は居心地が悪い緊張感があるかも知れません。
しかし同時にワクワクする気持ちが得られると思います。
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