「予定は、予定そのものよりも、空きが重要です。何事も自分で生産的に動くためには、空き時間をいかに作るか、それをいかにまとめるかが問題です。ジャンル分けしていると、動かし得る予定かどうかが把握しやすくなります。」と書きました。
少し補足します。
そのような空き時間確保の工夫については、紙の手帳が良いでしょう。
少し補足します。
手帳を予定で次々に埋めていくことは、ある意味とても充実した気持ちになります。
私も、開業当時まったく暇な頃、手帳を予定で埋めることに憧れていました。
その思いが残っているのでしょう。
その予定そのものに着目すれば、予定表はピンポイントで検索できるデジタルの予定表が便利です。予定管理は携帯電話だけで十分で、予定のために紙の手帳は持たないという人も多いようです。
でも実は、予定表は予定が入っていない空き時間の方が重要なのです。
予定そのものは、どんな性格の予定なのか重要です。
具体的に言うと、その予定は誰が決めたのか、どうしても履行しなければならないものなのか、自分の人生にとって納得できる大切なものなのか、そこの分析が重要です。
毎日忙しい思いをしながらも、自分の人生が納得できるものになるのかは、人生の手帳がどんな予定で埋められているかによります。
社会に生きている以上、他人のために予定は埋まります。
社会に生きている以上、他人のために予定は埋まります。
その空き時間を、自分が納得する人生を歩むために使うのです。ですから、その空き時間の確保と、その際に何をするかのリストが、とても重要です。
リストについては、30分空いたら何をする、60分空いたら何をする、2日空いたら何をする・・・、などを普段から考えておくべきです。
この準備が無いと、突然の空き時間ができても、何もせずに過ごしてしまいます。
その貴重な空き時間を、なるべく集めて、まとまった時間を作ります。
具体的には、まず、重要でもないけれど他人との関係で動かせない予定と、動かせるけれど絶対にやらなければならない予定と、誰からも催促されないけれど自分の人生にとってやりたい予定を区別します。それを理解して予定表に配置します。
その上で、空き時間をできるだけ一カ所に集める工夫をします。
45分の空き時間が午前と午後に1カ所ずつあるのなら、どうにか予定を移動して、1カ所に集めて90分の空き時間を作るのです。90分の空き時間はとても貴重なものになります。空き時間はまとまればまとまる程、できることの可能性が広がります。
紙を使うと、予定の空き時間をビジュアルで把握できるようになります。
私は、動かせない予定はインクで書き込んで、動かせる予定は付箋に書いて手帳に貼込み、手帳上で移動させながら空き時間を生み出す工夫をしています。
この付箋の幅は、手帳の時間目盛りの幅に合わせた付箋を使います。
つまり60分かかる予定は、60分時間目盛りの幅と同じ(厳密には少し狭い)付箋を使います。
同じことは、予定管理のアプリケーションでもできそうですが、自分では紙の手帳の方がイマジネーションが湧くのです。
この時間確保の問題は、昔からのテーマの一つですので、書きたいことが多いです。
ブログでは説明が難しいですね。詳細は、別にまとめて書きましょう。