2月の宮城は、全国でも珍しい支部総会シーズンに入っています。
今年に関しては、私個人、他会の講師などが重なって各支部総会に副会長の代理出席が多くなり、大変恐縮しております。
ただ、全国からご支援戴いた宮城会として、今できるお礼はこれくらいかと思い、被災地責任として「震災」の話をしております。ご理解をお願い致します。
さてその中で、石巻支部総会にお招き戴き、昨日出席して参りました。
昨年は2月10日の開催でした。まさかその1ヶ月後にあの大震災が来て、石巻の土地をここまで変えるとは誰も思っていなかったと思います。様々な想いで、途中の被災地を通過しました。
石巻支部の及川潔支部長も、会長としての私も、さすがに震災対応をする覚悟で役職に就いたのではありませんが、起こったときには頑張るしかありません。
中でも被災の大きかった及川支部長のご苦労は、計り知れないものが有ったでしょう。
お疲れ様でした。
石巻支部にも、事務所も自宅も流された会員もいらっしゃいますが、一人も会員が失われなかったことは、不幸中の幸いでした。そのような中での総会開催でしたので、今年の出席率はどんな感じなのだろうかと心配しながらお伺いしました。
しかし、石巻の結束はすごいですね。
支部会員24名中、出席が22名、委任状による出席が2名の全員出席であり、その委任状出席の方2名も、同時刻に法務局で相談員として派遣されている会員と、ADR特別研修に参加している会員の2名ですから、パーフェクトですね。
総会も活発な意見が出て良い議論だったと思います。その意見も特定の方だけではなく、たくさんの方が発言したことが印象的でした。良い総会ですね。
今復興のために、「忙しい、忙しくない。儲かる、儲からない。」にかかわらず、支部会員全員で復興業務に当たっていると、支部長から聞いて、とても嬉しく思いました。
総会の中で紹介された及川支部長と松本協会支所長の連名で発信された1月26日付「地図実態調査作業に関する説明会」の通知文の中の素晴らしいメッセージ(抜粋)を転載します。
拝啓
日頃支部及び支所の活動にご協力賜り厚く御礼申し上げます。
昨年の3.11震災で石巻地方2市1町の犠牲者・行方不明者は全体の3分の1以上に達し、誰しもが大切な親戚や友人を失って悲嘆に暮れ、自然の猛威に驚愕した年でありました。未だに瓦礫が放置されたままのところも多く、復興の小槌の音はほんの一握りしか聞こえてまいりません。夜明け前の寒さがいくら厳しくとも、必ず日は昇ります。かつての日本は、数々の苦難を乗り越えめざましい復興を遂げて参りましたが、これからは、この震災によって体現した絆をつなぎ、地域経済の復興に歩みを進めていかなければなりません。
さて、法務省から受託した標記の作業について当石巻支部、石巻支所の全員参加によって業務を行うことになりました。(以下略)