2012年2月9日木曜日

事前復興支援です

2月3日に「あいち境界シンポジウム」が開催されました。
そこで、岩手、福島、宮城と三会の会長がお招き戴き、お話しする機会を戴きました。

愛知会は長年に渡り、「境界シンポジウム」を開催されてきました。土地家屋調査士が境界の専門家であることを内外に伝え、実際に日本における大きな役割を為されていました。
私も過去何度かお伺いして勉強させて戴いておりましたが、私がステージに上がることが有るとは考えておりませんでした。

今年のテーマは「東日本大震災 その時とこれから ~土地家屋調査士による復興支援~」です。
現地は境界どころじゃない部分もありますが、その点をご理解なされながら、土地家屋調査士の視線から分かったことなどを発表する機会を作ってくださいました。

私は専門家でなくても分かる被災時の支援等の動きについての話、
次に菅原岩手会長が専門家に伝える被災地域における法的技術的なお話し、
最後に五十嵐福島会長による福島の原発と地域住民や土地家屋調査士の現状についてのお話しをさせて戴きました。

三会長で役割を分担し各々発表し、その後パネルディスカッションという形になりました。

もう、今の日本列島はどこで何が起こっても「想定外」ではありません。
それでも、全国の皆さんに緊迫感はほとんどありません。
頭では理解していても、心が認めていないようです。

被災した私たちでなければ知り得なかったこと。私たちでなければ伝えられないことがあります。
それをお伝えするのが「被災地責任」であります。
私たちは被災地として、うつむいて、何か支援を待っているわけでは有りません。
既に支援のお返しをしているつもりです。
他の地域に行って、震災が来る前に、対策や心構えをお知らせすることは、事前の復興支援と思っています。
ですから、本気で支援に行っているつもりです。
心をフラットにして、本気で話を聞いてください。

内容は、今村一正豊山町議のホームページに紹介して戴きました。
ここに掲載されていることは、他の方から教えてもらいました。
ここまでメモを取って戴いて、少しでもお役に立てたかと嬉しく思っています。