2015年12月17日木曜日

「熟慮する」「計画中です」は現実逃避(再掲載)


土地家屋調査士事務所開業ガイダンスin大阪について、いろいろな問合せや相談が来ています。

当日しっかりとご事情を伺ってからお答えすべき相談もありますし、一般論としてこのブログでもヒントくらいお渡しできる相談もあると思っています。

とにかく、皆さんの一番の悩みは、開業リスクに対する迷いです。

お気持ちは分かります。
家族の人生もかかっていますから。

でも、どこかで決断しなければなりません。
いつも申し上げているように、私のスタンスは「どうしても開業を勧める」というものではありません。

補助者も経験したことが無く開業してしまった私の悩みと解決過程をベースに、皆さんの開業することへの不安を整理し、いくつかの選択肢をお渡しすることが、ガイダンスだと思っています。

だから私のガイダンスは、「開業しましょう」と背中を押す代わりに、人によっては「開業しない踏ん切りを付ける」ためのガイダンスになるかも知れません。

答えはどちらでも良いと思いますが、「人生は決めることが正解」なのです。
少なくても「人生ぐずぐずしていることが不正解」だと思っています。

試験合格して嬉しかったのでしょう。
だったら、何故そんなに苦しむのですか。
もっと自由に考えましょう。
引き籠もっていたら、答えは出ませんよ。

ちょっと前に書いたブログですが、ここに再掲載しますので、迷っている方はお読みください。


2015年7月29日

「熟慮する」「計画中です」は現実逃避
先日も帯広でお話しさせて戴いた開業ガイダンスですが、いつもお伝えしているように、そこでは、開業を無理に勧めてはいません。
皆さんの人生がかかっていますから。

私のやっていることは、皆さんが迷いに対して答えを出すことのサポートをすることです。
確かに独立開業は不安だらけでしょう。
気に入らないにしても上司の言うことを聞いていれば(聞くふりをしていれば)最低の保証があった世界から、すべて自分で考えて、責任が重く、収入に裏付けのない人生に踏み出す訳ですから。
その漠然とした不安を、具体的な課題に落とし、それにいくつかの可能性のある選択肢を提案することが、私の開業ガイダンスです。

いつも言っているように「やはり独立は止めて組織に留まる」のも立派な決断です。
実際、独立開業に向かない人もいると思います。
それでも、私は断定的なことは言いません。最終的にはご本人の人生です。
そこは当然本人が決断しなければなりません。

でもいつになったら
どんな答えが出たら
決断するのですか?

ネットばかり見ていても、ヒントはもらえるかも知れませんが、きっと結論は出ません。
外に出て具体的に動きましょう。
地元の土地家屋調査士会に相談しても良いと思います。
誰か相談に乗ってくれる先輩を紹介してくれると思います。

進むのも
退くのも
残りの人生のためにも
決めるのは早い方が良いと思います。

「熟慮する」や
「計画中です」は
結局、現実逃避だと思います。


*開業を決断した人が、仕事の見通しが無いのに多額のリースを組むことは、絶対に止めた方が良いです。固定費をいかに減らすかがポイントになります。
このあたりも先輩にご相談ください。
決断は勢いだけでもダメですから。