2012年9月24日月曜日

スマホ連携文具

私は文具好きで、ガジェット好きです。
当然スマホと言われるiPhoneも3G日本上陸初日から持っています。
その鈴木が、巷で大ヒットしているスマホ連携文具と言われる製品群を何故ブログに書かないのかと言われました。

実は私の中では微妙なのです。

確かにヒットしていますね。
キングジムの「ショットノート」が最初出て、その後コクヨの「キャミアップ」が出て、大ヒットしています。今でもスマレコノートやスマートノートなど、他のメーカーが遅れて参入していますので、文具の1ジャンルを形成しそうです。
スマートノートはちょっと面白いアプローチなので、時間があったら別に書きますが。

基本的には手書きノートをスマホで写真に撮って、ノートをデジタル化するのです。ノートに特殊マーク等の印刷部分が有り、そのマーク等を手がかりに、写真を台形補正して、正面から撮影した画像のように補正してくれます。
更に手書き等で印を付けた部分を見つけ、OCRにより日付やタグ付けをしてくれるものです。
手書きデータをデジタル化することは、デジタル整理が可能になり、更にevernote等のクラウドで活用することも簡単になることなので、私にとっても長年の課題でした。
ですから、すぐにすべての商品を買って試してみました。

早速、毎日の手書きメモや現場の粗図などで使ってみました。
確かに悪くないです。緊急に外にいるときに手書きメモを誰かに送るなら、これは使えるでしょう。

ただし、これらの製品が発表される前から、私は手書きのノートを写真に撮ってメール添付や、クラウドにアップすることを普通にやっていました。特に台形補正が必要と感じたことはありません。
少なくても、私の使い方ではそんなに重要では有りません。
何故かというと最初からなるべく正面から撮影していますし、文字が読めれば良いという使い方をしているからです。

この製品、どれだけのニーズが有るのか。そこが問題です。
新しいモノ好き(はい、私です)達には、間違いなく訴求する力が有ると思います。
ただこれがビジネスシーンで使うものなら、オフィスにはスキャナが有ります。
緊急でない限り帰ってからスキャンすれば良いだけだと考えています。
私は今まで、ほとんどの自分のノートや資料をスキャンして来て、クラウドにアップしてきました。

スキャナが無い人のためか?
本当に台形補正が必要か?
アップの際にタグや日付が自動になるだけで、後から手を加えないで済むか?

何しろ他のノート類に比べると若干高いので、その費用対効果を考えてしまいます。
私の使い方では不要かも知れません。ただし、ヒットしているのだから、私以外にはニーズにピッタリの人たちがいるのでしょう。

結局、鈴木は買わないのかって。
いやすべての商品を買いましたよ。研究の為に。(お前は何者かって?)
特にフロンティアであるショットノートはシリーズを何冊も買いましたよ。
新しいジャンルを開く文具には敬意を払う必要が有ります。

それにいつも言っているように、文具は手段ではなく目的ですし。