2012年6月15日金曜日

再び役員を考える

全国で土地家屋調査士会や支部または日調連で役員を頑張ってくれている人達がいます。
この方々は、私たちの現在と未来のために頑張ってくれていると、感謝しております。

この方々のような役員をボランティアと表現する方々がいます。
ボランティアという表現は、「やっている役員活動に比べてその報酬があまりにも低い」状況と、「その時間自分の仕事をしたらはるかに収入が得られる」こととの比較で言われることだと思います。
これには以前から反対の考えを持っています。

自分たちの未来を創ることは、自分の事務所の未来も創ることです。
自分の事務所だけ守っていても、制度が無くなったら、守っていることになりません。
数人の人達に自分の未来を丸投げしないで、皆で分担して頑張るべきだと思っています。
これをボランティアと言ってしまうと、お互いに勘違いすると思うのです。

確かに役員の方々はとても大変です。私も会長に就任してからは、自分の仕事もこなすために、キツイ日程を消化しています。でも私がいつも言うように、功成り名を遂げて自分で土地家屋調査士の業務をやっていない人達に自分たちの未来を託せるでしょうか。現実の土地家屋調査士業務の隘路も実感していない人達に未来を語ることができるでしょうか。
だから、本気で土地家屋調査士をやっている人達が分担して頑張るべきなのです。

会務は工夫の余地があります。
従来の慣習に捕らわれて、無駄な時間を取られることがありますが、本当に大切なことは何かを考えていると、かなり効率良くこなせると思います。

皆さん、何らかの焦燥感があるでしょう。
サイレントマジョリティでは、環境は変えられません。
土地家屋調査士の皆さんは、他人に自分の人生を任せられないから、会社等を辞めて、自分で未来を切り開くために、資格業を始めたのでしょう。

皆で未来を語り、皆で役割を分担して、「日本に土地家屋調査士があって本当に良かった」という専門家の未来を創りませんか。

よろしければ、以下の私の書き込みを、もう一度読んで戴けないでしょうか。