2012年6月11日月曜日

「当たり前」は否定の言葉


先日紹介した「いまこそ被災地に想いを!」講演会で、西條剛央氏が話していたことです。

ボランティアを頑張ればがんばるほど、
やっていない人を「何で?・・・」と言いたくなる。
やらない人が90%。
それでも少しでも支援してくれる人に感謝しなければならない。
皆、給料でつながっているのではない。
「当たり前」という言葉は、否定の言葉。

とても思い当たる事がありますので、気をつけたいと思いました。
私はここ一年以上、ほぼ休み無く被災地対策で動いて来たつもりです。
自分なりに頑張ったつもりでした。
その中で、確かに他の人の動きも気になりました。
「何故?」という問いかけをしたくなる人たちがいました。
でも、冷静に考えれば、その人達もその人達なりに動いてくれていたはずです。

これは、あらゆる組織で言えることです。

一生懸命動いていると、自分にとっての「当たり前」の価値観を、つい他人に押し付けているかもしれない事に、気が回らなくなります。
西條氏の言うように、「当たり前」という言葉が、他人の否定になるんですね。
自分のできることをできる範囲で動いてくれている人全員に、感謝をすべきでした。

また反省しています。