7月の東京ガイダンスに参加されるYさんからの質問です。
「測量士補は、テキストの全てを学習しないまま、基準点ギリギリで合格してしまい、その後テキストは開いていません。実務に就くにあたり、一通りの学習をし直すべきでしょうか。」
測量のノウハウは、受験テキストだけではどうにもならないと思いますが、それすらギリギリ合格で、なおかつまったくテキストを開いていないとすれば、その知識すらほぼ無いと思います。
測量士補だけでなく、土地家屋調査士試験に合格した段階で勉強を止めた人は、不動産登記法をはじめとする各種の法律も、ほぼ消え失せたと思います。
皆さんがこれから職業としてやっていこうとする土地家屋調査士は、専門家としての専門知識が商品なのです。
その専門知識どころか、試験合格レベルの知識すら忘れていたら、まったく使えません。
試験は8割で合格しますね。
つまり試験合格レベルでも2割を間違うのです。
我々プロは、2割どころか1回の間違いでも許されない世界です。
医者を考えたら分かるでしょ。
「先生、明日の手術は大丈夫でしょうか?」
「大丈夫、私は8割は成功しますから」
専門家の勉強は、試験勉強とは違います。
暗記ではありません。
勉強の仕方は私が教えます。
だから頑張ってください。
専門家は、中途半端なコネを持つよりも、しっかりとした実力を付けただけで、業務受託には困らなくなります。
明日から合宿研修がはじまる鈴木修塾の合言葉を紹介します。
【一人前ではない、一流をめざせ】です。