独立して難しいことの一つは、お客様からお金をいただくことです。
お客様のお役に立てて、その対価としていただく報酬金額をはたしてどう決めたら良いのか、私も最初はとても難しかったものです。
社会の役に立つことと、お金をいただくことが、どうも同時に考えられなかったのです。
皆さんも、独立開業する前は、自分に入るお金については、全部他人によって決められていましたね。
その金額に不満に思っていた人でも、その世界から飛び出して自分で決めることができる立場になると、他人が決めてくれるシステムは結構楽だったんだなと思うはずです。
実際に、いざ自分で決めて良い立場になると、報酬金額の決め方に大抵の人は迷います。
本当に自分の価値をお金で表現するって難しいですね。
そして、皆さん、お金をいただくことに、どこか後ろめたいイメージがあるからでしょう。
でもね、お客様に提供するサービスの価値を、具体的な金額に換算するのがプロです。
確かに私も、お金だけを目的として仕事はしていません。
でもお金も頂かなくては仕事になりません。
お金をいただくことに対する後ろめたさを払拭する方法を教えましょう。
簡単な話です。
お客様のために誠心誠意努力して、報酬金額以上にお役に立つことです。
その矜持があれば、胸を張っていただくことができます。
私は全国の研修会などで、詳細な報酬計算の方法も教えていますが、まずはこんな考え方で報酬を考えてみましょう。