2014年9月21日日曜日

関東ブロック新人研修会に向かう

本日と明日、関東ブロック協議会新人研修会の講師として東京に向かうため、只今新幹線の中で書いています。
関東ブロックの新人研修会講師は初めてですが、どこの新人もみな同じ想いでいるはずです。お会いするのが楽しみです。

各ブロック協議会の新人研修会は年に一度開催されますので、その参加者は原則開業して1年以内の方です。
ですから昨日開業したばかり(もしくは登録手続き中)から、もうそろそろ1年になる会員まで参加しているはずです。
念願の土地家屋調査士を開業してワクワクした気持ちで参加されている方もいるでしょう。1年やってみて思った以上の厳しさも感じている人もいるでしょう。

資格予備校では試験合格のノウハウを教えてくれますが、合格後の世界は教えてくれません。予備校のCMのイメージで、合格したら誰でも「即」バラ色の生活が待っているかのように理解されているのかも知れません。
それも含めて頑張って合格されたのでしょうね。

残念ながら、どんな業界でも数年の努力で(場合によっては1回の試験で)残りの人生がバラ色になる世界はありません。
でもこれは当たり前の話しで、下を向いたり、後悔したりする必要はありません。
努力次第で、自分の人生に納得できる生き方はあります。
これが独立開業の醍醐味です。

開業したけれどコネもないから仕事が来ない・・・と言うのですか。
コネや年功序列の世界が嫌だから、自分の実力で切り開くこの世界を目指したのではないのですか。
仕事が来ないのは実力が無いからだけです。

私達講師は担当の科目を教えているだけではないのです。
少なくても新人の研修会講師は、受講者のこれからの人生に深く関わります。
講師が意識するしないにかかわらず、その人の生き方に影響を与える可能性があります。
なにしろ新人が挨拶以外で会話した先輩調査士は、補助者時代に勤めていた事務所の土地家屋調査士だけかもしれませんから。
ですから我々講師は、しっかり講義内容を検討し、受講者に真摯に向き合い、絶対にごまかさないで、講師の土地家屋調査士人生をかけて講義をする必要があります。

すべての質問に答えます。

努力の必要性を教えましょう。
むしろ自ら努力したくなる世界を教えましょう。
次に努力の方向性を教えましょう。
そして明日何から始めれば良いかを教えましょう。

大丈夫です。
20代の頃から30年以上ワクワクしたまま土地家屋調査士を続けている人がいますよ。