2016年4月17日日曜日

支援物資搬送について

熊本地震についてお亡くなりになった方々には謹んでご冥福をお祈りします。
また、今被災の中ご苦労されている方々には、支援と応援をしていきたいと思います。

とても大変な状況ですね。
5年前を思い出しております。

まず何ができるかですが、一番大切なことは、
必要な人に、必要な量を、できるだけ早く送ることです。

必要な人と必要な量は毎日変わります。
東北の時は最初に大量の衛生用品が届いたりしました。
水道が通ってから水が大量に届いたりもしました。
まずは「どこで、何を、どの程度」必要なのか具体的に把握すべきです。
ライフラインの復旧予定や流通の回復予定を確認することも必要でしょう。

どちらにしても物を送る手段も難しいのです。
今現在、宅配便は熊本までの荷物を受け付けていないようです。
前回の東日本大震災の時も、宅配便は東北宛の荷物を取り扱っていませんでした。
我々の土地家屋調査士業界では、全国の仲間がリレー方式で物資を運んでいただきましたが、それでも最後は生命をかけて頑張って運んでくれた人のおかげで、被災地東北に物資が届きました。
今回、あの再現はとても難しいことだと思います。

また、当時被災地の道路は常に渋滞でした。
本来の生命維持のための車や復興のための車が渋滞に巻き込まれることは本末転倒です。
各自が勝手に動くと、この問題も生じます。
被災地の道路はなるべく空いていることが理想です。

被災地では物が買えないとして、それでは被災地からどこまで離れれば物が流通しているのか、その土地から被災地までは交通が可能なのか、そこがポイントです。
被災地に一番近い最前線の仲間まで送金した方がスピーディーであり、運送料などのロスも減るかも知れません。
その仲間に地元で物資の調達をお願いした方が早いし、車の台数も減らせると思います。
その人が物を買う手段があって届ける手段と仲間がいるのなら、北海道や東北から物を送るよりも、その人に送金してお願いした方がはるかに効率が良いでしょう。

報道などを調べていると、意外に早く流通も回復するかも知れません。
そのときは物よりも義捐金の方が良いでしょう。

5年前と比べてネットがかなり使えるようです。
情報交換して組織的にスピーディに動きたいと思います。