2014年1月20日月曜日

開業ガイダンスを終えて

先週末1月18日は東北ブロック協議会主催の「試験合格者のための開業ガイダンス」が開催されました。
本来は仙台法務局管轄の東北地方で今年合格された方々のための「開業ガイダンス」でしたが、今年も新潟、群馬、神奈川、長野、三重など他のブロックからの参加申込みもいらっしゃいまして、当日欠席者がありましたが最終受講者は16名でした。
合格者の疑問や迷いには、東北ブロックの各会の会長や数年前に登録したばかりの先輩土地家屋調査士が皆でお答えしました。

開業の方法や事務所経営の考え方は、皆それぞれ違います。
その人の経歴や能力や環境で、その方法は違ってくるはずです。
そういう意味でも、皆さんの迷いに対する100点満点の正解は無いのでしょう。でも不正解は必ずあります。
ですから、様々な経歴を持って現実に長い間事務所を経営している多くの先輩が、本音で回答することが重要だと思いました。
今回は上記の東北の回答者と他のブロックから視察に来てくれたオブザーバーを含めて10数名で回答しました。
おそらく受講生には迷いを晴らすヒントはお渡しできたと思います。

迷っている人を無理に入会させようという趣旨ではありません。迷いをはらした結果、入会は辞めたという結論でも良いと思っています。ただ迷っている人生が勿体ないと思うからです。

今回受講者の皆さんとお話ししていて特に感じたことですが、皆さんが思った以上に1人で悩んでいるということです。私からのアドバイスとしては、もっと先輩の土地家屋調査士と話して欲しいということです。それもできるだけたくさんの土地家屋調査士と話しができれば良いですね。
まったく1人だけで考えて、情報源はネットだけで、匿名掲示板などの書き込みをそのまま受け取って悩んでいたりしているようです。
本当に土地家屋調査士の資格では生活できる年収は得られないのでしょうか。
では土地家屋調査士一本で生活している先輩たちの存在をどう考えているのでしょうか。
どんな資格者にもいろいろな人がいます。問題は誰を信じるかです。
匿名でぼやいている人達だけでなく、実名を出して表で活躍している先輩たちの話しも聞いてください。少なくても彼らの存在と活動は現実ですから。

補助者経験の無い人も多いので、土地家屋調査士は1人も知らないという方もいるでしょう。でも知り合いに土地家屋調査士がいなくても、皆さんは合格者なんだから、地元の土地家屋調査士会に開業の相談に行っても良いと思います。おそらく相談に載ってくれる土地家屋調査士を紹介してくれると思います。

今回の受講者のみなさんの疑問の中で、このブログで書きづらいものもありますが、書いても差し支えなさそうなものについては、後日私の意見と共に紹介していきます。