2013年7月26日金曜日

ダイハード・ラストディ 新幹線用映画


以前も書きましたが、必ずしも速い新幹線に乗るとは限らず、映画を見終わる時間も考慮して新幹線を選ぶこともあります。
ということで、私は結構新幹線車内で映画を観ます。
時間が無い人は有る人と同じ行動はできません。如何に「ながら行動」をするかだと思っています。 

新幹線では、何か仕事をしたり映画や本を読んだりするので、常に窓側に指定を取り、隣に座った方にトイレ等の動きに邪魔されないようなポジションを取ります。
映画を観る場合は以前はDVDを持ち込んだりしましたが、今は事前にiTunes等でコンピュータにダウンロードしておきます。

問題は何を見るかです。
以前の私のコンピュータは覗き見防止フィルターを付けていましたが、今のものには付けていません。
まあ特に見られて困るようにものは無いのですが、そう言いながら、私ギャラリーを気にするタイプでもあります。

さて、どんな映画でも、どこかに1回程度はキスシーンやベッドシーンがあるものです。
寝ていた隣人がたまたまこちらを見たときに、ちょうどその一回のシーンだっとことがあります。

なるべくなら、それは避けたいです。
でも初めての映画で、そんな場面が無いかどうか分からないしね。

じゃあ、新幹線では知っている古い名画でも観るかとも考えますが、時間が無いから映画を新幹線にまで持ち込んでいるのに、以前見た映画を再度観るのも時間が勿体ない気もする。


今更こんな映画観ているの?
あんたこんな映画面白いと思う?

いやいや世間は何も気にしていないですよね。
わかってますよ。でもおじさんは気になるのです。
他人に本棚を見られるのが嫌なタイプです。


というところで、様々なチョイスの中で、先日の出張では「ダイハード・ラストディ」を観ました。まあお約束のブルース・ウィリスのあのシリーズ5作目です。
遅過ぎもなく、濡れ場もなく、無難かと思いまして。
このシリーズは1作目が一番良かったと言いながら、でも結局毎回見ています。ただ今回だけは、この作品上映中に映画館に行くことができなかったので。

たまたま運の悪い一警察官が事件に出くわして・・・
これを毎回やってくれるシリーズです。
ブルース・ウィリスのいつもの演技でアクションの中にくすぐりがあるシリーズです。

いつもの演技と言えば、ブルース・ウィリスって昔のテレビシリーズの「こちらブルームーン探偵社」当時から今まで、どんな役柄でも結局同じですね。ドラマ毎にまったく雰囲気が変わる役者は凄いですが、こんな役者もアリだと思います。

さて話しを戻して、ダイハードシリーズですが、だんだんアクションがエスカレートして、先にアクションありきの作りなので、ドラマがどんどん酷くなっていますね。
アクションも前作4.0などは飛んでいる戦闘機F-35Bにしがみつくんですからね。

今回の「ダイハード・ラストディ」も、本来別の映画に仕立てても良かったドラマを「ダイハード」の名前を冠すれば間違いなく売れるので、そんな売り方にしたと思える映画でした。
今回も確かにアクションは面白いですよ。
ロシアでとんでもないカーチェイスをしたり。(しかし何台車を壊したのだろうか。あのポルシェ欲しい)

そして今作の主人公マクレーンは、いつもよりスーパーなんですよ。
私の中でダイハードは、もっと違って欲しいと思いました。

ただの一警官ジョン・マクレーンが、最悪なタイミングで最悪な事件に遭遇して、格好良くもなく、ぶつぶつ言いながらも切り抜ける・・・。
気が付いたら巨悪を壊滅させている・・・。
ブルース・ウィリスの味を前面に出す映画のはずです。
そのためのドラマが第5作目にもあれば良かったと思います。
あの1作目の極限の中の無線だけで繋がる巡査部長アル・パウエルとの友情などのようなものは好きですね。

結局ダメ映画かって?
いえいえ面白かったです。お勧めしますよ。
特に新幹線で観るには、とても無難な映画でした。