2011年3月30日水曜日

Q&A被災地支援マニュアル その2 炊き出し

大変恐縮ですが、「Q&Aその2」です。
すべて実際にあった会話を元にしています。



Q)食べ物が足りないようなので、被災地に炊き出しをしに行きます。材料は持っていくので、現地の人に手伝ってもらいたいのですが。

A)現地の人は動けないと思ってください。
現地の人間の手を汚さずのご支援をお願いします。

解説)
いろいろな支援の中でも、暖かい炊き出しは特に嬉しいものです。
しかし、現地の人間は生きているだけで大変なのです。自らが炊き出しをお手伝いできる余裕は無いと思います。
もし、動ける人たちがいたとすれば、支援者として別のプログラムで動いている人たちです。
ですから、まず現地で誰かの手伝いは無いものとして、支援方法をお考えください。

支援の原則として、「一切現地の人間の手を煩わせることがないように」しなければなりません。
マンパワーも一緒に持ち込むか、それが無理なら炊き出し以外の食料を差入だけでも充分だと思います。一食の炊き出しの為の燃料や鍋や人まで運んでくださるなら、そのスペースにもう一食分の食べ物を運んでくださった方が嬉しいと思います。

なお、蛇足ですが、被災地に宿泊するところは無いと思ってください。
被災地にいらっしゃるなら、その部分を事前に確認してください。
とにかく被災地は不便なのです。

宜しくお願い致します。