7月15日のガイダンスに参加申し込みをいただいたIさんからのメッセージです。
「現在、サラリーマンをしており、特に大きな不満は無く働いています。将来の為に、手に職的な資格を取りたいと思い、昨年7月頃から勉強を始めましたが、途中中だるみがあり、現在全く勉強しておりません。資格取得を諦めた訳ではないのですが・・・。来年に向けて勉強しようと思っていますが、腰が重くなかなか動き出せずにいる状況です。是非、参加させていただきたいです。」
Iさんのような方はたくさんいます。
よくわかります。
何故、勉強の中だるみをしたか」が問題ですね。
この原因は明確です。
Iさんの気持ちに資格取得に対して緊急性を感じていないからです。
「この資格を取ったら人生が変わる」というほどの意識が無いからです。
日本の資格試験で特別の才能が無ければ合格しないというようなものは無いはずです。たいていの資格試験は1年程度で目処が立つはずです。いかに勉強に集中できるかです。
ちなみに私は土地家屋調査士試験を半年の受験勉強で合格しました。頭が良いと自慢しているのではありません。集中ができたからです。
一方、何故か10年もかかる方がいます。
Iさんには仕事も家族もありますね。しかも大きな不満もなく働いているのですね。
その中で、仕事や家族の行事で勉強時間の捻出も難しいことも多いと思います。ご自分や家族の体調が悪いこともあるでしょう。
勉強に集中できない理由はいくらでもあります。でもそれは、Iさんだけの特殊事情ではないのです。
今の状況では、時間管理に関する本を読んでもあまり効果がないでしょう。
試験勉強をするという先にどんな世界が待っているかを、明確に認識できているかどうかの違いがあるのです。
これは資格試験勉強だけの話ではありません。
趣味教養のつもりで英会話スクールに何年も通ってもものになりません。しかし、半年後にニューヨークに転勤だとなれば、集中せざるを得ません。だから何らかの形になります。
Iさんに「今大きな不満がない」ことは理解しました。でも資格試験の勉強を始めたということは、それでも「このままで良いのか?」という何らかの不安と問題意識があるのでしょう。だから私のガイダンスへの参加を申し込んだのですね。
まずは私のガイダンスで説明する内容をしっかり聞いてください。
現在とこれからのリアルな土地家屋調査士の世界を説明します。
向き不向きもあるでしょうから、私はガイダンスの参加者全員を土地家屋調査士にしたいと思っているわけではありません。
でもIさんが、今回のガイダンスに参加して、私の話を聞いて土地家屋調査士という資格の魅力と将来性を正確に理解してくださったら、土地家屋調査士になりたくなると思います。そうなれば受験に対するモチベーションは上がるでしょうし、おそらく資格試験はすぐに合格できると思います。
今回のガイダンスでは合格後の参加者への開業のアドバイスや、既に開業している土地家屋調査士の参加者にも経営のアドバイスをしますので、Iさんの合格後の方向性も明確になってくると思います。
ガイダンスでお目にかかれることを楽しみにしております。
土地家屋調査士 鈴木 修 ブログ: 「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス in 東京」について (fermatadiary.blogspot.com)