昨日のブログで私が土地家屋調査士試験を受けていた頃の話を少し書きました。
私の土地家屋調査士までの合格履歴について書きました。
その中に簿記が入っていましたね。
「他の勉強は分かる。何故簿記だったのか。税理士を目指すつもりだったのか?」
という質問を戴きました。
確かに私の大学の専門は生物学ですから、法律も経済もすべて等距離に遠いのです。
だから資格なら何を目指しても同じでした。
でも私の中では税理士は無かったです。
じゃあ何故簿記だったか。
一つの理由は、いずれ開業するのなら初歩の簿記程度は理解しておくべきだろうと考えたからです。
もう一つの理由が「気分転換のため」に勉強したということです。
これが本日私がお伝えしたいことです。
この気分転換の勉強法については以前にも書いたことがありました。
時間が無いというあなたに(続き)
受験勉強は辛いものです。
だから合格後の自分を明確にイメージしなければ、なかなか自分を追い込むことは難しいでしょう。
それでも集中して勉強することを、何時間も続けてできるものではありません。
かと言って「無理しないで」とか言いながら長期計画を立てると、もっともっと長期になります。
受験計画は様々な意味合いで最短合格の計画を立てるべきです。
だから気分転換をしながらも一気に勉強をすべきなのです。
その気分転換ですが、たとえばスポーツなんか良いですよね。
机に齧り付いているのだから、身体を動かすのは健康に良いと誰でも推奨するでしょう。
でも私は、それは避けました。
一度机から離れると、身体も頭もなかなか戻りませんから。
私がお勧めする気分転換は、机を離れずに別の科目の勉強をするというものです。
だから行政書士の法律の勉強の合間に毛色の違う簿記を入れたのです。
いずれ学ぶべきものなら、このタイミングでやろうと思ったのです。
簿記では気分転換にならないと言う人は、その人に応じた気分転換科目を入れれば良いでしょう。
たとえば私の場合、その後試験を受けた土地区画整理士の勉強をする際には、気分転換用科目としてアマチュア無線と英会話を並行して勉強しました。
このように、勉強することが自分で楽しいものを入れましょう。
何も気分転換科目まで資格勉強にこだわる必要はありません。
ただ楽しすぎるものや夢中になりそうなものは、気分転換では無くなりますので、お気を付けください。
机を離れなければ身体に悪いっておっしゃるかも知れませんが、ストレッチくらいはしますよ。科目を変えるときにトイレとストレッチの15分ほどのブレイクを入れました。
むしろ強迫観念を持ちながら10年続けて受験勉強するよりは、一気に勉強してしまって合格後にスポーツを始めた方が身体にずっと良いと思いますよ。
私は行政書士合格後に、12月から5月までは測量士補を、2月から8月までは土地家屋調査士を勉強しました。
どの科目でも勉強開始直後から飽きることはありません。
逆に最初から飽きるのなら、その勉強は向いていないから止めた方が良いかも知れません。
12月から1月の2ヶ月間で集中して測量の勉強をしました。2ヶ月集中すると結構形になります。
その頃から、私の場合、気分転換が必要になります。
2月から土地家屋調査士の資格の受験予備校に通い始めましたので、段々科目の比重を変えていきました。
2月から5月の間は、意識しなくても理科系と文科系の科目を同時に勉強するという気分転換を兼ねた良い勉強になったと考えています。
時間が無いから、その受験勉強だけ集中するという気持ちは良く分かります。
でもほんの少しで良いから、気分転換にまったく違う好きな科目を入れてみることも、試してみてください。もっと集中度合いが上がるかも知れません。
そして、どうしても勉強をしたくないという気分の時に、別の勉強で気分転換ができれば、それはそれで気分が前向きになります。
これがモチベーションを維持できる秘訣です。
やる気が無いときでも、ドロップアウトした気分にならないって良いですよ。