子供の頃から図工が大好きでした。
結構細かい作業が好きでした。
お絵画きや彫刻も、細かいところまで造り込まなければならない性格でした。
四つ足動物は体毛の1本ずつ、鳥なら羽の一枚ずつ描かなければ、気が済まない性格でした。
当時描いた日本間の絵では、畳をクローズアップして、畳の目を微妙に色を変えながら一目一目描いた記憶があります。
今考えると、あれはアートな絵ではなくて、テクニカルな図だったのかも知れません。
あるときに画用紙で家を作るという課題がありました。
同級生達が2階建等のきれいな家を作っていたときに、私は何の変哲もない四角形の平家に切妻の屋根を載せて、提出しました。
先生が「これだけ?」って聞きました。
普段の私の細かさに対して疑問を持ったのでしょう。
私、屋根に手をかけながら、にやっと笑ったと思います。(嫌な小学生...)
屋根を持ち上げて、家の中に作った各部屋の間取りと、その各部屋に据え付けた小さなソファーやテーブル等数々の家具を披露しました。
当時の先生はそれなりに評価してくれましたが、他の先生なら「課題を正確に理解していない」と言うかも知れません。テストであれば大幅な減点でしょう。
細かなところにこだわり過ぎて、図工の時間内に描きあげることができなくなり、宿題になることも多かったです。自分で満足するまで描かないと提出したくなかったからです。
通知表で図工の成績は大抵5でした。(5段階評価の頃ですよ。念のため)
あるときに図工の成績表に2を付けられたことがあります。
当たり前です。締め切りまでに提出ができなかったことが有ったからです。
当時ショックを受けました。
目が覚めました。
物事には締め切りがあると言うこと。
その締め切りに間に合わせなければ、どんなに素晴らしいアプローチをしていても零点であること。
はい、分かっています。
日司連のKさん m(_ _)m
日本加除出版のNさん m(_ _)m