リングノートのメリットは、
- 開いたときにフラットになる。
- 折り返せばコンパクトに開ける。
- 目的のページを開いたまま鞄に入れることができる。
- 下敷きが要らないので、机が無くても書きやすい。
- 折り返せば会っている人に他のページを見られない。
- 書いたページを切り離すことができる。
等々、綴じノートではできないことがあります。
ただし、リングが邪魔というデメリットが大きいです。
だからそれを克服したソフトリングノートを気に入ったこと等もブログで書きました。
そのソフトリングノートと別のアプローチで、リングのディメリットを解決したノートがこれです。
「ななめリングノート」です。
リングが斜めに付いています。
「印刷加工連」というところの製品です。
A5版 50ページ 600円です。
専門が異なる会社の集まりで、それぞれの特徴を出して紙文具を発表しています。
斜めのリング製本は加工が難しいとのこと。
それを一冊ずつ手作業で仕上げることで実現した商品です。
少なくてもノートに書き込む際に手にリングが当たることはありません。
邪魔になることも少ないでしょう。
A5版サイズで50ページのノートを5つの穴のリングで支えるので不安定になりがちですが、そこは一辺をゴムバンドでまとめて解決しています。
単なるアイディア商品なのかなと思ってみましたが、モノとしてしっかり作られています。
表紙は頑丈な特殊紙を使用していますが、特筆すべきは紙質です。
クリーム色の厚手の紙が使われています。
私の万年筆使用でも裏移りしません。
大抵の筆記具で裏に抜けないと思いますので、斜めに開くことも含めてスケッチブック用途にも使えそうです。
私は横に使って、研修会のスライドのラフ・イメージを描いたりしています。
問題は、このノートを開くのに大きなスペースが必要になること。
他のA5版リングノートなら見開きの2ページを一体とし見開きA3版として利用することもあるでしょうが、このノートはこの形状ですから、一体利用は難しいので折りたたんで使うのでしょう。
また、端が切れて完全なA5版にならないことを、不便とみるかオシャレとみるか、意見が分かれるでしょう。
とにかく誰にでもわかりやすい特徴のある文具ですから、使えますよ。
「ほらこんなノート知っている?」って、ドヤ顔で取り出すのが、文具の目的ですから。