年に2回開催ですから、私は会長として12回出席しました。
もっとも以前日調連の理事の立場でも参加していましたので20回程度の会長会議に参加していたのですね。
さて、この会長会議のあり方ですが、以前から疑問を感じていました。
(ブロック協議会会長会議のあり方はもっと疑問ですが)
全国会長会議は会長達が自由闊達に土地家屋調査士業界の現在の問題を語り、未来の展望を語る会議のはずです。
しかし、長い間、日調連の総会の事前通告的な会議の性格が強かったようです。
実際に日調連vs会長達のような質疑に終わった会議も多かったです。
それは総会でやれば良いのです。
総会で時間が不足なら、総会の開催方法を工夫し、それでも不足ならもっと時間を取るべきです。
会議経費がどうのこうの言う人がいるかもしれません。
でも何とか捻出する必要が有ります。
全国の土地家屋調査士の仲間の現在と未来がかかっているのですから。
総会では決めるべき議題があります。
それに対して、全国会長会議は、全国の会長が自由に議論できるはずなので、この機会はとても大切だと考えていました。
そこでお願いして2回ほど開催してもらったのが、会長達による分科会です。
全国の猛者達が会長だとしても、50人+日調連役員達のいるところで議論はなかなかできないでしょう。1人5分発言したら250分になります。
それに日調連側の説明や議長のパフォーマンスが入ったりしますので。
分科会では会長達を10人以下のグループに分けてテーマを決めて議論します。
日調連役員は基本的にオブザーバーとします。
この人数ならかなり議論ができます。
実際に結構良い意見が出ました。
ところが次の問題がありました。
その意見を発表して次に繋げようと思いましたが、なかなか進みません。
決められた筋書き以外の柔軟性が無いのでしょうか。
議論は言葉遊びの場ではありません。
未来を創るためにするのです。
会議も波風を立てずに議題をとおすだけが目的でも無く、また質問者のパフォーマンスの場でもありません。
全国の議論を深めて実現を目指さなければ何の議論かも分かりません。
結局、総会の事前通告的会議どころか、単なるガス抜きの会議のようになりました。
日調連の役員は全国の会長達から選ばれたのだから、その会長達に対する総会対策は不要でしょう。仲間なのだから。
また会長達も自分たちが責任をもって選んだのなら、日調連に対して追求のみが目的のような質問をやめて、建設的な議論で行きましょう。仲間なのだから。
会長達も半分替わりました。
明日は、私達の未来を自由闊達に議論でき、未来に希望の持てる会議になることを望みます。