先週はさすがに忙しかったです。
13日(日) 東京会多摩支部被災地視察
被災地の案内と土地家屋調査士の視点による説明
15日(火) 全国会長会議の前日
台風の関係で急遽夜に東京に移動
16日(水)~17日(木)全国会長会議
新しい日調連役員による初めての会長会議
18日(金) 宮城会研修会
筆界特定、境界鑑定に関する考え方と技法
19日(土) 全国青年土地家屋調査士大会 inOSAKA
全国の自称青年土地家屋調査士が年に一度一堂に会しての情報交換
先週は特別に会議等が重なったのですが、まあ年中忙しいです。
先週の会議等についての報告は、遅くなりますがいずれ書きます。
さて、こんな状態ですので「会長はいつ仕事をしているのですか?」って聞かれることが多いです。
私に確かに絶対的な時間は少ないですが、当然仕事をしています。お客様に迷惑をかけるようなら、とっくに事務所は無くなっていますから。そして仕事をしなければ土地家屋調査士でいられません。
また自分で調査士法違反していたら、会員に本気で指導なんてできません。
問題は仕事のやり方でしょう。
私に質問する人は「仕事の段取りは常にこういうものだ」と思い込んで、毎日仕事をしているのではないでしょうか。 昭和の時代のノウハウをそのまま継承していませんか。
仕事の質。お客様の意識。仕事のツール等々、今はかなり変化しています。
お客様とはお会いしてしっかり打ち合わせしたら、その後は、可能ならできるだけメールで連絡を取らせて戴きます。 今はお客様の方も普通にメールをする時代です。お仕事で忙しいお客様ならむしろ喜ばれます。移動しながらでも丁寧な仕事ができますし、言った言わないのトラブルも無くなります。
オンライン申請の時代です。
モバイルしながら移動中でも仕事ができます。
基本的な閲覧調査ならオンラインでできます。
六法、先例、判例等を常にネットで調べられるようにしています。
そして過去の業務情報も含めて、私はクラウドに保存しておきます。そうしておけば、コンピュータが手元に無いときでも、必要ならiPhoneで過去の図面も閲覧できます。
事務所にいなくても業務の問い合わせに答えられます。
いつも添付情報は入手できた順からスキャンしてクラウドに置いておきます。
先日は大阪から仙台の物件のオンライン登記申請をしました。
この件は、出張前に現場を終わらせ、新幹線とホテルでネットを使いながら作業したものです。その後委任状等オンラインで送付できないものだけ、レターパックで大阪から仙台法務局まで送りました。何の問題もありません。
時間の調整で言えば、私は365日24時間、公私混同で段取りを考えます。
個人業ですから、オンもオフも自由に調整できるのですから、固定で考えていません。
そして1ヶ月にどれだけ時間を取れるかを考えて、仕事を調整します。
仕事を減らしても、工夫すれば、仕事の水準を下げずに利益は確保できるはずです。
土地の仕事であっても、現場調査よりもはるかに内業の割合が多いはずです。
内業なら休日でも夜でもできます。だから時間は工夫次第です。
まず動かせない土地境界立会等の日程を決めて、全体工程を考えます。
ここまで読んでも「俺は時間があるから、そこまでは不要だ」と思っている人も多いのでしょうね。もしそうであっても、いろいろ工夫すれば、あなたにはもっともっと時間ができますよ。