2012年8月8日水曜日

紳士なノート Premium C.D.NOTEBOOK



「紳士なノート」です。
何と言っても「紳士なノート」です。
これは私が買わずに誰が買うのでしょうか。

私のような万年筆好きの紳士は、実は書く用紙が限定されます。
インクが滲む。裏映りする等では困るのです。
最悪は紙質が悪くて、ペン先が引っ掛かる感じがするものですね。
なんのための万年筆か分からなくなります。




万年筆のための紙は、
万年筆のぬらぬらな書き心地を絶対に損ねないこと。
万年筆のインクが滲まないこと。
裏映りは最小であること。
等々ですね。
このノートは条件をクリアしていますね。

さて、この挑戦的なネーミングの「紳士なノート」ですが、アピカ株式会社のCDノートブック(いわゆる大学ノート)のプレミアという位置づけです。
アピカは、王子製紙グループの会社ですから、他文具メーカー以上に紙にこだわらなければならないのです。
確かに、このノートの用紙は、私好みのすべすべの肌をしています。インクの載りも良さそうです。
ちなみに私は紙フェチです。

紳士なノートは、柔らかな表紙と180度開く縫製でできています。
これも理にかなっています。万年筆は、外出時立ったままで書くことは想定されませんので、むしろ机に開いて落ち着くタイプの柔らかな表紙の方が良いでしょう。
もちろん世界に誇るパイロットのキャップレス万年筆と、モレスキンのような堅い表紙のノートの組み合わせなら、立ったまま筆記も可能ですが、私のような紳士はそんな使い方はしないのです。

それで、このノートに何を書くかって?
私、良い紙のノートは汚すのが勿体なくて、結構真っ白のまま持っているんですよね。

意味ないって?
良いんです。
私の文具は、手段でなくて目的なんですから。