2026年2月11日水曜日

土地家屋調査士鈴木修塾の2026年の開催予定です

土地家屋調査士試験に合格された皆さん、そして現役の土地家屋調査士として実務で日々奮闘している皆さん、今年の鈴木修塾の開催日程が決まりましたので、まずは予定だけでもお知らせいたします。

毎年、仕事や家庭の予定を調整して参加してくださる方が多いため、できるだけ早めにお伝えしたいと思いました。今年は現時点で以下の講座を準備しています。


■ 開催日程(すべて仙台)

① 土地家屋調査士鈴木修塾〈事務所開業・経営・運営編 〉  

 2月27日(金)〜 3月1日(日)


② 土地家屋調査士 鈴木修塾〈土地業務編〉  

 4月16日(木)〜 4月19日(日)


③ 土地家屋調査士 鈴木修塾〈建物業務編〉  

 7月16日(木)〜 7月19日(日)


仮予約をいただければ、塾の開催までの期間を使って個別指導ができます。

これまでも早めにお声掛けいただいた方には、塾の開催まで同じように電話やLINEで個別にサポートしてきました。時間が一番大事です。何事も早めに正しい方向へ努力を始めた方が確実に伸びますので、気になる方はご遠慮なくご連絡ください。

今年もそれぞれの塾が、皆さんの実力を一気に引き上げる濃い時間になるはずです。

また、研修現場を設定する難しさはありますが、数人まとまれば仙台以外での開催についても相談に乗りますので、ご遠慮なくお声をかけてください。

詳細は改めてお知らせしますが、まずは予定に入れておいてください。
全力応援いたします。







2026年2月8日日曜日

合格後の最初の決断で後悔しないために

土地家屋調査士試験に合格した皆さん、本当におめでとうございます。

長い受験生活を乗り越え、ようやくスタートラインに立ちました。

合格直後の今、多くの方が同じ悩みに直面します。

「いつ辞表を出すべきか」「どの事務所で補助者をすべきか」「早く動いたほうがいいのか」。先日も、Oさんから「今月の合格発表を待って、すぐ辞表を出して、土地家屋調査士事務所の補助者になりたい」という報告を受けました。

その気持ちは痛いほど分かります。合格直後は、誰もが勢いよく前に進みたくなるものです。


ただ、一つだけ覚えておいてほしいことがあります。

「退職して補助者になる」という行動は、目的ではなく、あなたの未来をつくるための「選択」だということです。

独立を目指すなら、まず考えるべきは「どこで働くか」ではありません。

「自分はどんな土地家屋調査士として生きていきたいのか」です。

ここが曖昧なまま動くと、どれだけ真面目に働いても、必要な経験が積めないことがあります。


建物登記ばかりの事務所、敷地調査ばかりの事務所、ほぼ測量会社のような事務所、特定の取引先に特化した事務所。

各事務所には特徴があります。どれも事務所として価値ある仕事です。

しかし、それがあなたの目指す姿と一致しているかどうかは別問題です。

補助者として働く期間は、会社員のように「与えられた環境で年数を積めば次のステージに進める」世界ではありません。

むしろ、何を学ぶか、どんな経験を積むか、どんな姿勢で臨むか。

これらを自分で選び、自分でつかみにいく期間です。だからこそ、そこをよく考えずに勢いだけで辞表を出すのは危険なのです。


辞表を出す前に、一つだけやってほしいことがあります。

それは「自分の未来を紙に書き出すこと」です。

頭の中だけで考えていると、勢いと不安が混ざって判断がぶれます。

紙に書くと、自分の本音が浮かび上がり、選ぶべき道がはっきりします。


その道が見えれば、以前のブログでお伝えした「逆算思考」で進路を選ぶことになります。

ただし逆算する前に、今回はその前に必要なステップをお話しします。

それは「自分の棚卸し」です。

あなたは、何が得意で、何が苦手で、どんな働き方をしたいのか。どんな地域で、どんなお客様と関わりたいのか。

これらを言語化すると、事務所選びの軸が自然と見えてきます。

逆算は、その後でないとできないと思います。


独立を目指す道は、誰にとっても初めての道です。

迷うのは当然です。

辞表を出すタイミング、事務所選び、補助者としての学び方…どれも人生を左右する大きな選択です。

そこまで考えてみて、もし判断に迷ったら、遠慮なく私に相談してください。

あなたが土地家屋調査士として羽ばたくその日を、心から応援しています。







2026年1月29日木曜日

Nさんの信じる力――迷うあなたへ伝えたいこと

年末に書いたNさんのブログ記事に、たくさんの反響をいただきました。

土地家屋調査士 鈴木 修 ブログ: Nさんからの年一の報告が嬉しい

今回はその反響を受けて、少しだけ補足のコメントをさせてください。


Nさんは、開業から4年で売上6000万円を突破。

7年間の累計では1億円を超え、昨年1年間だけでも約4000万円の売上を達成したそうです。

元公務員という経歴も含めて、これらの具体的な数字には大きな説得力があります。

だからこそ、多くの方の心に響いたのだと思います。


でも、私がどうしても伝えたいのは、別の視点です。

ぜひ、過去の記事も見ていただきたいのですが――

土地家屋調査士 鈴木 修 ブログ: 公務員だったNさんの成功

Nさんの開業初年度の年収は「38万円」だったことです。


この数字に注目してください。

Nさんの事務所が成功した本当の理由は、ここで“ぶれなかった”ことにあります。


多くの人は、初年度の年収が38万円だったら、こう思うかもしれません。

「土地家屋調査士では食えない」

そして簡単にSNSでぼやき、転職を考えたり、他の“もっと稼げそう”な資格に乗り換えようとしたり。

あるいは「家族を養うため」と言って、他業種の下請け的業務に流れていくこともあるようです。


でも、どんな業界でも、1年目から順調にいくなんてことはありません。

だからこそ、私の開業塾ではいつもこう伝えています。

「開業費用とは、物を買う費用だけではなく、事務所が安定して利益を出すまでの生活費も含めて考えるべきです」


この考え方は、Nさんにも最初から伝えていました。

そしてNさんは――

「私が教えたことを信じ」

「土地家屋調査士という職業を信じ」

そして何より「自分自身を信じていた」

だから、ぶれなかったのです。


年収38万円でも、分かっていれば落ち込むことはありません。

もうNさんは公務員ではないのです。アルバイトだってできます。

でも、長年サラリーマンとして真面目に働いてきた方には、この感覚がなかなか馴染まないかもしれません。

本業以外の業務をすることを“恥ずかしい”と感じてしまう方もいます。

私は、”本業以外の仕事をすることを否定して結果的に本業を汚すこと”がよほど”恥ずかしい”と思うのですが。


個人事務所を経営するなら、それは“アルバイト”ではなく“多角経営”です。

自分の事業を育てるための、柔軟な選択肢なのです。


そして、今このブログを読んでいる皆さん。

Nさんとは違い、皆さんは私と直接会ったこともないかもしれません。

だから「私を信じてください」とまでは言いません。


でも――

土地家屋調査士という資格は、職業として見ても、間違いなく魅力のある仕事です。  

「信じて良い」と自信を持って言えます。

この道を信じて進もうとする方には、私は全力で応援します。











2026年1月25日日曜日

鈴木修塾2月塾生募集――誰かの経験ではなく「あなた自身の未来」を基準にする

 土地家屋調査士試験に合格した皆さんへ。

今、あなたは人生の大きな分岐点に立っています。

ここからどんな未来を描くのか、その選択があなたのこれからの10年、20年先の未来を決めていきます。


「鈴木修塾」では、

①「事務所開業・経営・運営」

②「土地業務」

③「建物業務」

の三つの講座を定期的に開催しています。


先日、ある受講者から「土地業務と建物業務を受けてから、最後に開業・経営の講座を受けようと思っていました」と言われました。

もちろんその順番でも構いません。

しかし私は、本当は最初に「事務所開業・経営・運営」を聞いてほしいと思っています。

なぜなら、自分の事務所の将来像を描き、その目標から逆算して必要なスキルを学ぶ方が、圧倒的に効率が良いからです。

目標が明確であれば、毎日の努力の意味が納得できて、迷いが消えます。

この逆算で考えることは私自身がずっと実践してきた方法です。


そして、事務所の理想形は人によってまったく違います。

これから子育てが始まる人と、定年後の第二の人生として開業する人では、目指すべき事務所は当然違います。

専業で行く人と兼業で行く人でも違いますし、一日中働ける人と、介護や子育てで時間が限られる人でも違います。

業界に近いキャリアを持つ人と、全く別の業界から挑戦する人でも、必要な準備は大きく異なります。


それなのに、SNSの匿名情報をそのまま信じてしまうと、たまたま書いた誰かの経験だけを基準にしてしまい、本来の自分に合わない方向へ進んでしまうことがあります。

その結果、開業準備で悩み、余計な出費をし、開業後も効率が悪く、利益が出にくい事務所になってしまう、私はそんなケースを何度も見てきました。

だからこそ、あなたには同じ道を歩いてほしくありません。


鈴木修塾では、受講生一人ひとりの話を丁寧に伺います。

その方のキャリア、家族構成、地域性、働き方や人生観など、それらを踏まえて、その人が目指すべき事務所を一緒に考えます。

講座中は個々の受講生の疑問・質問に対する私からのアドバイスを全員に聞いていただきます(もちろん内緒の相談は除きますよ)。

個々の疑問・質問はいつかあなたにも訪れる疑問・質問かもしれないのです。塾の講義で耳にした私からのアドバイスは、あなたのいつか出会うかもしれないその疑問・質問を解決する一助になると思います。

そうやって塾の講義の中では、受講生全員にその人に合った、個々に違うアドバイスをしています。

それぞれの人生が違うのだから、同じ答えになるはずはないのです。


私は長年、土地家屋調査士会の役員として多くの事務所を見てきました。

技術も法律知識も十分なのに、経営方針が原因で鳴かず飛ばずだったり、事務所を畳んだりする方を多く見てきました。

多くの人は「技術や法律を学ばなければ」と考えますが、事務所開業は「起業」です。

経営などを考えずに開業するのは、地図を持たずに山に入るようなものです。


年度末の忙しい時期に鈴木修塾「事務所開業・経営・運営」を開催するのは、試験合格者が次のステップに進む前に、必ず「自分の将来像を考える時間」を持ってほしいからです。

ビジョンがないまま、たまたま募集している事務所に就職し、結果としていつまでも開業できなくなる、そんなケースを私は本当にたくさん見てきました。

だからこそ、このタイミングで開催する意味があると思っています。


そしてこの講座は試験合格者だけのものではありません。

すでに開業している現役の土地家屋調査士の方が半分程度受講されています。

中には「調査士歴30年。改めて事務所経営を見直したい」という理由で参加された方もいます。どのキャリアの方にも、きっと役に立つ内容です。

特に、開業後に「こんなはずではなかった」と悩んでいる方には、ぜひ来て話しを聞いてほしいと思っています。


何故、塾に「鈴木修塾」という名前を付けたのでしょうか。もう少し格好の良い単語も知っているつもりですが、「責任の所在をハッキリして逃げも隠れもしない」で迷っている人にたくさんのことを教えたいからです。

あなたの未来を一緒に考え、あなたに合った道を一緒に探します。

2月末の開催が、あなたの人生の転機になるかもしれません。

もしあなたが本気で臨むなら、私はそれ以上の本気で向き合います。


土地家屋調査士 鈴木 修 ブログ: 鈴木修塾(第7期土地家屋調査士事務所開業・経営・運営)開催決定






2026年1月24日土曜日

プロの門を叩く君たちへ――逆算で学ぶ

 土地家屋調査士試験の口述試験が1月22日に行われました。

受験された皆さん、本当にお疲れさまでした。

長い時間、机に向かい、悩み、踏ん張り続けてきたあなたの努力が、ようやく報われました。まずは胸を張ってください。あなたはここまで来たのです。


しかし――ここからが本番です。

これまでは「筆記で何点」「口述を突破」など、明確なゴールがありました。

努力すれば結果が返ってくる、分かりやすい世界でした。

でも、これからは違います。

土地家屋調査士は“資格”であると同時に“職業”です。

国が「やってよい」と認めてくれただけで、生活が保証されたわけではありません。


どうすれば専門家として食べていけるのか。

どうすれば世間に認められるのか。

ここからが、本当の意味でのスタートラインです。


「試験が終わったばかりなのに、また勉強か」と思うかもしれません。

でも、これからの学びは違います。

学べば学ぶほど、あなたの収入と信用に直結する“実務の学び”です。

もし“勉強”という言葉が重く感じるなら、“仕入れ”と考えてください。

プロとしての武器を揃える時間です。


私は、土地家屋調査士として独立し、事務所を確立するためには、次の3つの能力が欠かせないと考えています。

1.業務処理能力

2.業務受託能力

3.事務所経営能力

補助者経験のある方は、1の一部は身についているかもしれません。

しかし、事務所全体の業務を任されていた人は多くありません。


営業経験のある方は、2の一部を持っているかもしれません。

しかし、専門家の営業は一般の営業とはまったく違います。

弁護士が飛び込み営業をしていたら相談したいと思うでしょうか。

専門家には専門家の“信頼の積み上げ方”があります。

この違いを理解しないまま、他業界の下請けのような働き方をしてしまう方もいます。


経営経験のある方は、3の一部を持っているかもしれません。

しかし、現代の土地家屋調査士事務所の経営には独特のコツがあります。


そして、多くの方は、この3つすべてが不足した状態からのスタートです。

それは恥でも弱点でもありません。

それら不足部分をしっかりと受け容れた方は、すべてを謙虚に対応できるという強みを持っています。

むしろ、ここからは伸びしろしかないということです。


では、どうするか。

まずは”逆算”です。

自分はどんな土地家屋調査士になりたいのか。  

そのために、何が足りていないのか。  

目的から現状を逆算で考えて、これらを明確にするだけで、進むべき道が見えます。


そして私は、全国にいる“評判の良い土地家屋調査士事務所”の門を叩くことを強くおすすめします。

独立志向であることを正直に伝え、足りない能力を学ばせてほしいとお願いしてください。

ただ補助者として働いていれば自然と実力がつく、というものではありません。

「この力を身につけたい」という具体的な意識を持ち、自ら学びにいく姿勢がなければ、どれほど良い事務所に入っても独立は遠のきます。


安心してください。

これらは、謙虚に理解し、意識を持って積極的に学ぶ気さえあれば、必ず身につきます。

補助者を募集していない事務所も多いですが、熱意を持って相談すれば道が開けることもあります。


もし、どうしても補助者として働ける事務所が見つからない、仕事・家庭の事情で補助者として働くことが難しいなど、迷うばかりで前に進めない場合は遠慮なくご相談ください。

アドバイスできることがあるかもしれません。


あなたの未来は、あなた自信の手で切り開くことができます。

そして、その一歩を踏み出したあなたを、私は心から応援したいと思います。







2026年1月19日月曜日

プロの門を叩く君たちへ――-修行する地域にこだわるな

土地家屋調査士試験に合格した方が、次のステップとして実務の力をつけるために土地家屋調査士事務所で修行するということは、昔から変わらない王道の進路であり、私も強くお勧めすることです。

しかし、その補助者希望者から必ずと言っていいほど聞く悩みがあります。

「地元では補助者を募集している事務所がありません」

これは当然のことです。あなたが合格するのを待っている事務所など基本的に存在しません。

さらに注意すべきは、頻繁に募集している事務所の存在です。規模が大きい事務所であっても、そう何度も募集するものではありません。一般論にはしませんが、補助者が定着しない理由があるのかもしれないという可能性は常に頭に置いておくべきでしょう。


こうした状況を踏まえたうえで、改めて考えてほしいのは「なぜ地元だけで探すのか」という根本的な問いです。

補助者として働く目的は“就職”ではなく“修行”です。一生その事務所に勤めるわけではなく、独立するための準備期間にすぎません。

そうであれば、遠距離通勤や単身赴任、あるいは地域を広げて探すといった選択肢を最初から排除する理由はどこにもありません。

むしろ「本当に学べる事務所」を最優先にすべきです。修行先の選択は、あなたの成長スピードを大きく左右します。

もちろん、開業予定地と似た環境の地域で修行できれば理想です。しかし、これはあくまで理想であって必須条件ではありません。

大切なのは「上質な知識を、効率よく、短期間で身につける」という視点です。どの地域であっても、実力があってかつ教える気がある良い先生のもとで学べば、開業後に必要な基礎体力は確実に身につきます。


土地家屋調査士は全国どこでも開業できます。だからこそ、修行先を地元に限定する発想は、あなた自身の可能性を狭めてしまいます。独立後は誰も指示してくれません。自分で考え、自分で判断し、自分で動く世界です。

その第一歩が「修行先を自分の意思で選ぶ」という行動なのです。

柔軟な発想を持てない人は、独立後の経営でも必ず苦労します。

逆に、ゴールから逆算して修行段階から主体的に動ける人は、開業後も強いはずです。

修行先選びは、あなたの今後の成長を決定づける大切な選択です。焦る必要はありませんが、慎重すぎて動けなくなる方が多いのも事実です。

本当に困ったら遠慮なくご相談ください。

あなたが本気で土地家屋調査士をめざしているのなら、私は全力で応援します。






2026年1月13日火曜日

プロの門を叩く君たちへ ――「誰に学ぶか」が専門家の一生を決める

令和7年度の土地家屋調査士試験に合格された皆様、本当におめでとうございます。
今回、合格者のTさんから今後の歩みについてご相談をいただきました。
非常に重要なテーマだと感じましたので、私の考えを皆さんにもお伝えしたいと思います。


Tさんのご相談内容は、「親が調査士で長年現場を手伝ってきた先輩(非資格者)から実務を教わりながら開業したい」というものでした。

新人のうちは、ベテランの先生方は敷居が高く感じられ、どうしても話しやすい身近な存在や、知り合いの補助者経験の長い方に頼りたくなる気持ちはよく分かります。
しかし、私はあえて別の選択肢を考えてみてほしいとお伝えしました。

学ぶべきなのは「作業」ではなく、資格者としての「責任」なのです。

私が「その選択はお勧めしない」と伝えた理由は、土地家屋調査士という資格の本質にあります。

測量技術やCAD操作、書類作成を覚えることは確かに大切ですが、それらは業務のごく一部の作業にすぎません。

プロの土地家屋調査士に求められるのは、技術や知識に裏付けされた「法的根拠に基づく思考」と「責任を伴う判断」です。


私たちが身につけるべき真の実務能力とは、以下の3点に集約されると考えています。

・法的根拠に基づく判断力とその判断を実行する能力

・対話力、説明力

・事務所経営能力


これらは、自ら資格を背負い、責任の重みに向き合いながら現場を差配し、事務所を守り続けてきた「資格者」からこそ学べるものです。

だからこそ、勇気を持って「本物の土地家屋調査士」の門を叩いてほしいと願っています。


開業は、自分や家族の人生に関わる大切な選択です。

そして専門家である以上、お客様の利害に直接影響する仕事です。

だからこそ、最初はハードルが高く感じられるかもしれませんが、近隣で評判の良いベテランの先生に相談してみてください。

「実力を高めたい」という真摯な思いを持って訪ねてくる新人を、無下にする先輩は多くないはずです。


今の「学びやすさ」だけで判断するのではなく、10年後、20年後の自分を支える「本物の基礎」をどこで学ぶべきか。

一呼吸置いて考えてみてほしいと思います。


皆さんのプロとしての第一歩が、素晴らしいものになることを心から応援しています。








2026年1月3日土曜日

【新年のご挨拶】変化を恐れず、共に進化する一年に

 新年あけましておめでとうございます。

私事ではございますが、2023年より年賀状によるご挨拶を控えさせていただいております。今年、年賀状をくださった皆様には、この場を借りて欠礼のお詫びを申し上げます。


「一年があっという間だった」と言う人もいれば、「長かった」と感じる人もいます。 これは生きる密度の違いなのか、あるいは印象深い出来事の多さによるものなのでしょうか。 カレンダーがたった一枚めくられただけのことですが、それでも新年という区切りは、新しい何かに出会える希望と、自分自身や仕事を振り返り、ブラッシュアップして次の一歩を踏み出すための大切な契機であると実感しています。


毎年お伝えしていることではありますが、世界中の制度や技術は絶え間なく変化しています。 それに伴い社会経済が変容し、連動するように法律や手続きも姿を変えていきます。 当然、我々土地家屋調査士の業務も例外ではありません。

こうした変化を意識し続けなければ、事務所運営の舵取りを誤ることになります。土地家屋調査士は、測量技術の革新にのみ囚われても、あるいは登記手続きの知識のみに頼っても、時代の要請に応えられなくなると考えています。 これからの経営や運営には、昭和の経験則をなぞる延長線上とは、まったく異なる発想が必要です。


私自身の事務所においても、業務処理や運営面で改善・工夫の余地が多分に残されています。今年は、研究や研鑽の時間をより一層確保し、仕事のあり方を再構築する一年にしたいと考えています。


また、業界の後進の皆様への指導についても、これまで以上に講義内容を練り上げ、効果的な学びの場を提供してまいります。一流の土地家屋調査士を目指す方々を全力でサポートすることも、私の大切な使命です。


自らの進化を止めず、次世代を支える。 そんな一年にしていきたいと思います。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。