2012年6月6日水曜日

役員の選び方、考え方

日本の内閣は昨日若干の改造が有りました。この改造の内容については、ここで敢えてコメントはしません。ただ、残念なのが政局による交代であることです。
不適切な人事なら、やり玉に挙がったときに交代すべきですが、内部の問題や選挙がらみでこの時期に不本意ながらの交代なのでしょう。

大半の政治家は政策よりも選挙だけのために動いているのでしょうか。
嘆かわしいことですが、いつも書いているように、その責任の大半は我々国民なのです。
志が無い、能力が無い、そのような政治家を責めても仕方ありません。変わりようがないくらい能力が無いのですから。そして我々が、そのような政治家を選んでいるのです。

さて、振り返って我々の土地家屋調査士会です。
宮城も含め、役員は能力の範囲で頑張っているはずです。でもその能力が納得できないなら、やはり選んだ会員の責任もあります。

常に言ってますが、
会員は本気で役員を選ぶ
選ばれた役員は本気で働く
会員は本気で応援する
応援してもダメなら次回本気でおろす
これができないなら、民主的で独立した組織では無いのでしょう。

日調連の総会が近いです。
その総会で、毎回日調連役員を糾弾している会やブロックもありますが、本当に糾弾したいなら、その会やブロックは、そんな役員を出していると反省しなければなりません。総会以外でも会員とコミュニケーションが取れる役員なら、方向修正できる機会はたくさんあるのですから。

また総会1年以上前にも関わらず、来年の日調連の役員人事の噂が聞こえ始めています。野次馬で聞く分には楽しいのかも知れませんが、今、日本は、土地家屋調査士の世界は、そんな時期では無いのです。

2010年4月7日のブログに書いたものを、今回はリンクせずに、直接再掲載します。
読んでみてください。

以下2010/04/07「来年の日調連役員人事について
今年に入ってから、来年度の日調連総会における役員選挙の噂が聞こえて来ています。
改選は今年の総会じゃないんです。来年の6月の総会ですよ。
今の体制に入ってまだ一年も経っていないのに。

もし噂の出所が本人なら、何を考えて役員をやるのだろうと思います。

就任して半年ぐらいで次期役員を考える人が、仮に来年の総会で成就したとして、次に考えることは就任後半年ぐらいで次期総会のことですよ、きっと。一年半そんなことを考えているんですかねえ。

日本の政治を見ていても、政策でなく選挙にだけ眼を向けている議員が多く見られます。その人達のやっていることは皆さんも良く分かっていると思います。

もし噂の出所が本人ではなく周りの人間なら、今はそんなこと止めましょう。

そんな話題は、確かに野次馬的には楽しいのです。
昔、東西の優秀な会長候補が選挙に出ると言うことで、全国が半年間その話題で持ちきりだったことがあります。不動産登記法改正のとても重要な時期の半年間を、全国が選挙活動で希薄な半年間にしてしまいました。
私たちも批判しているだけでなく反省しなければなりません。

問題は、その人が今まで何をやってきたか。これから何をやるつもりなのか。
「俺がなりたい。」というのは個人の問題です。役員は個人の問題ではないのです。
「土地家屋調査士や登記・地籍制度のために何々を成し遂げるには、役員の立場が必要だ。」と言って欲しいのです。

背景にはブロックによる組織選挙の問題もありそうです。
全国18000人しかいないのに、何がブロック票ですかねえ。
まったく他の世界を笑えません。
私の友人は、「志があってもこの組織票が有る限り選挙運動をせざるを得ない」と言ってました。
みなさん、どう考えますか。

頑張っていれば選挙活動なんかしなくても世間は評価してくれます。
現在の役員は、しっかりと腰を据えて働いて欲しいと願っています。

私たちもしっかりと役員を選び、選んだからにはしっかりと応援し、しっかりと評価しなければなりません。
これは日本の政治に対しても同じ事です。いい加減な選び方をしていながら、批判をしてはいけないと思います。
そうなって来れば、来年の改選など気にせずに、役員候補達も安心して働いてくれると思います。