2016年1月12日火曜日

銘木ボールペン のはら工芸

長野県の南木曽町にのはら工芸(有限会社野原工芸)があります。
1000年以上の歴史と伝統の「南木曽ろくろ細工」を受け継いでいる会社です。

その会社が自然木を軸に使ったボールペンを販売しています。
カタログにも、29種の木の種類があります。
それぞれ味わいがあります。


最近気に入って使っているのが、このボールペンです。
材料は紫檀で、太軸タイプです。
美しいでしょう。
クリップの下の木目部分を見てください。
木目模様をどのように見せていくかを、よく考えられていることが分かります。



ろくろで磨くのですが、部品のつなぎにまったく段差がなく、手触りがとても良いです。やはり、手作りの良さですね。



ネームを入れてもらいました。
ちなみに"u"が欠けて見えますが、のはら工芸の名誉のために書きますが、これは注文どおりです。


工芸精度が高いです。


中のインク・リフィルはパイロット製です。
だから書き味は問題ないし、替え芯も簡単に手に入るのも良いことです。



他のペンと並べると大きさが分かるでしょう。
真中のペンがのはら工芸のボールペンです。
その下のパイロットのキャップレスと比べても、握りやすそうな太さが分かるでしょう。
一番下のペンですか? ええ、気にしないでください。

伝統工芸の技はあるにしても、茶筒だけ作っていても先細りでしょう。
だからと言って簡単に転職するのではなく、自分たちの強みは何なのかを再確認し、新しい時代の新しいニーズに自分の強みを生かすことを考えて、この見事な工芸品を開発しました。
これに敬意を表します。