MonoMaxという790円の雑誌の一月号の付録は、あのCOACHブランドの万年筆でした。
特別COHCH好きでもないけれど、万年筆好きな私としては、見た事の無い万年筆が入手できるので、見逃す事はできませんでした。使えなくてもネタにはなるでしょうし。
ただ、コーチはブランドイメージのためにこのペン出して良かったの?って思うのですが。
ちなみにコーチはシグネチャーを発表する前の製品の方が良かったと個人的に思いますが。
クリップの造形は、とても使いやすいです。天冠まで開く造形なので、厚地のポケットにも生地を傷めずに挿せます。
ペン先はさすがに鉄ペンです。でも首軸がシルバーのメタルなので、むしろ金ペンよりこの方が綺麗という納得のデザインです。
まあ、ペン先とペン芯の中心が少しずれていたところはご愛嬌でしょうか。
ニブポイントは中字程度の太さです。太い文字も細い文字もニブポイントの精度が目立つので、確かにこのあたりの太さが無難です。書いてみたけれど、特別書き味が悪いというほどではありません。個体差がありそうですが、使えると思います。
以前ラピタという雑誌でも万年筆がたまに付録に付いて、すべて買った覚えがあります。
あらためて引っ張り出しましたが(右2本)、それらに比べればとても良いデザインと思います。これ790円で十分元はとれます。ちなみに今Amazonでは売り切れです。書店では在庫の有るところもあるようですが。
最近雑誌のオマケは流行していますし、以前より充実しています。
おそらく電子書籍との差別化などもあるのでしょう。
ただこの傾向は編集者としてとても悲しいと思うのです。「自分は何を売ろうと思って編集者をやっているのだろうか」というジレンマに陥らないでしょうか。
少なくても今回の私は、書籍の記事はどうでも良くてペンが欲しかっただけですし。
いやいや批判じゃないですよ。そんな雑誌も有りですよ。
あっ、そうか。
「ガイダンス土地家屋調査士報酬」も、付録で万年筆でも付ければもう少し売れたかも・・・。