今回の「東日本大震災報告会~被災地からの発信」について、今週はいろいろ書かせて戴きました。最後にちょっとだけ書かせてください。
報道が減った今だからこそ、全国から集まってくださった土地家屋調査士の皆さんにとっても、冷静に現場の視察もできたでしょう。
1年9ヶ月経った今の被災地の現実を是非見て欲しかったのです。
さて、この報告会についての私の考え方をお伝え致します。
今回は地元の人間が、自分の言葉で、決して飾らず、地震や津波に恨み言も言わず、原発に関しても政治的なメッセージも込めず、事実を淡々とお伝えすることを考えました。
何かをお感じになり、何かを考えて、何かを行動に起こすのは皆さんにお願いしようと思いました。
ですから、支援を続けて欲しいというお願いが、報告会のメインの趣旨ではありません。
全国の仲間にこの経験を自分のものとして、生かして欲しいという願いを込めたつもりです。
それが今の私たちにできる一番のことだと思っているからです。
そして東北も早急に力を付けます。
全国に何かことが起きたときには駆けつけるつもりです。
その緊急時にお役に立つノウハウを一番持っているはずですから。