2012年3月21日水曜日

写真家としてデビュー

「ー女性こそ主役に!ー」
「災害復興 東日本大震災後の日本社会のあり方を問う」
日本弁護士会編が出版されました。



第一部は特別寄稿によるものです。

寄稿1 大沢真理(東京大学教授)
危機や災害にタフな社会を構築するために
ー「男性稼ぎ主」からの脱却を

寄稿2 林 陽子(第二東京弁護士会)
震災復興とジェンダー
ー国連の取り組みを中心に

寄稿3 竹信三恵子(和光大学教授)
災害時の女性支援はなぜ必要なのか
ー被災地の女性に起きていること

寄稿4 小島妙子(仙台弁護士会)
「人間の復興」とジェンダー
ー真のコミュニティ再生と「ショック・ドクトリン」

第二部は昨年9月8日に開催された「女性こそ主役に!」をまとめたものです。

第三部は関連資料を掲載しています。


私も震災後、被災地や避難所を歩きましたが、ジェンダーの問題を明確に意識はしていませんでした。
確かにこの本を読むとたくさんの論点が有ります。
復興の中での男女の差。雇用、介護、復興参画・・・、実際に存在する差別。

震災対応時点で、この視点が薄かったことは反省です。
いろいろな人の話を聞いて、いろいろな視点を身に付けておかなければなりませんね。
各地で震災に関するシンポジウムが開催されています。
私たちの「震災における地籍」にフォーカスしたシンポジウムも有るし、このようにジェンダーにフォーカスしたシンポジウムも有るんですね。
自分たちの専門もしくは関心の中心をテーマに据えたシンポジウムは、それぞれとても大切なことだと思います。

さて、この投稿のタイトル「写真家としてデビュー」って何かって?
いや実は、表紙の真ん中の写真(アパートの屋上に車が乗っているもの)は、たまたまこのブログで紹介した南三陸町志津川で撮った写真が採用されたのです。

二度とあり得ない「photo: Osamu Suzuki」の記載は、ちょっと嬉しかったり・・・。