2012年1月18日水曜日

1.17と 3.11と

1月17日です。
兵庫県でも宮城県でも追悼集会が開催されました。

あの阪神淡路大震災からもう17年経ちました。
あの日は寒かったですね。
17年経っても、まだ苦しんでいる人々がいると聞いています。
やはり完全復興には時間がかかるのですね。

東日本大震災ではまだ10ヶ月。
あの日も寒かったです。

福島に至っては今被災の真っ最中です。
復興開始までにまだまだ多くの期間が必要です。
大変お気の毒な状態です。

ここから復興に多くの時間がかかると言われても、老人にはとても待つことができない時間です。
阪神淡路大震災を教訓として、あらゆる分野でスピード感を持った復興策が有ってしかるべきですが、今回の大震災でもほとんど何も変わっていないようです。

個人でも、役所をはじめとした組織でも、阪神で震災を経験した人々が、東日本大震災の被災地にたくさん来てくださっています。
日本人のボランティアの心は、あの阪神淡路大震災から醸成されたと考えています。
個の日本人は世界一の国民と言って良いでしょう。

しかし、防災や復興に関する社会的な知恵の蓄積は、とても心細いものだと思います。
個人の優しさと努力だけでは解決できません。
日本の政策に至っては何も変わっていません。
日本には危機管理に対応できるリーダーはいないのでしょうか。

東南海大震災が起きる可能性について、多くのインフォメーションが有ります。
阪神や東日本の多くの犠牲は残念ながら、起きてしまった事です。
しかしこれから起きるかもしれない震災には、同じ轍を踏ませたくないのです。
日本はこれだけの犠牲を払ったのですから、これを教訓にこれからの震災に対する減災のノウハウを早急に積み上げる必要が有ります。

これからは個人で活動するだけでなく、個人のノウハウを集結させて集積する必要が有ります。自分の所属する組織にも働きかける必要が有ります。そして政治にも働きかけなければなりません。
自分と自分の家族と自分の仲間と自分の国の問題ですから。