2012年1月14日土曜日

迷って動かない人

何かに迷っていて、いつまでも動かない人がいます。
最近とても多いと思います。
考えていても動かなければ、考えていないと同じです。
何も起こりません。

家族にも世間にも甘えて生きてきて、いざ自分が矢面に立つ場面で何も動けない人です。
「私は家族にも世間にも甘えず、むしろ批判して生きてきた」と言う人も、批判だけで自分が動かなければ、結局甘えていることの裏返しです。

矢面に立たない「逃げの」言い訳はいくらでもできます。
失敗したくないのでしょう。
自分が傷つきたくないのですね。
でも何もしなければ、限りなく失敗に向かっているかも知れないのに。

誤解されないように付け加えますが、前に向かうことだけを奨励しているのではありません。
きっぱりと退却することも,矢面に立つ勇気のあることです。
ただうじうじと迷って動かないことが問題だと言いたいのです。

明日は、何回かお知らせしたように、試験合格者への開業ガイダンスを開催します。
初めての試みです。
これから何かを為そうと思っている方々の迷いを晴らすお手伝いをしたいのです。

皆さん、想いが有って試験を受けたのでは無いのですか。


とにかくたくさんの打席に入って、そのたび、逃げないで思いっきりバットを振る。
その蓄積は、誤解をおそれずに言えば、「凡人を天才に変える」くらいすごいものです。
早熟な人が天才にまちがわれますが、ほんとうにすごいのは、天才のようになった凡人です。
「きみに打席をまかせる」と言われる人であること。その打席で逃げずに思いきり振ること。
その連続が、ずっとできている凡人のことを、人びとは「天才」と呼ぶのでしょうね。

糸井重里さんの言葉です。