2010年6月25日金曜日

過去3年分の会報を読んでから行け

昨日まで日調連総会から家に帰って、昨晩と本日は自分の仕事をして、午後業務部会にちょっと参加して、明日は鹿児島県土地家屋調査士会へ講師で伺います。
ちょっと日程的にハードですが、私が仲間の役に立てると思うなら、頑張ることができる範囲です。

さて、私はいつも講師で伺う時はその参加者の雰囲気をできるだけ把握しようとしています。宮城の感覚だけで全国にお話しするのは大変危険だからです。沖縄に伺う時に読んだ本もこのブログで紹介したことが有りますね。

以前、私が日調連の理事だった頃、当時の西本日調連会長から言われた言葉が有ります。
鈴木、講師で伺う時は、その会の過去3年分の会報を読んでから行け。」と言うものです。
お聞きして大変感心しました。西本先生は、実際それをやっていたそうです。
会報3年分を読むことはなかなかできませんが、それ以来それに近い努力はしているつもりです。

最近「報酬に関する講義」を依頼戴くことが多くなりました。報酬のお話は特にその地域を把握しなければなりません。
なぜなら、地域の土地、地域の地図、地域の経済、地域の土地家屋調査士の業務、地域の常識が分からないと、まったくフィットしない講義になってしまうからです。
また過去の研修会でどんな勉強をなさったかについてもヒアリングします。

例えば、鹿児島会の役員さんにお聞きした内容は次のようなものです。答える方は嫌になっちゃいますよね。
谷口部長お答えありがとうございました。
できるだけ丁寧に対応するつもりですので、明日「これだけ答えたのにこの程度の講義か。」って言わないでくださいね。ワールドカップ見ながら、もう少し詰めてみます。


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早速ですが、講義の内容をなるべく鹿児島のニーズに合うようなものにしたいので、参考までに下記についてお知らせください。

あくまでも参考なので、厳密に悩んでご回答をされる必要はありません。雰囲気を掴みたいだけです。役員としての模範的な回答よりも、個人的な「こんなモンでしょ」ってアバウトな答えで結構ですし、回答できないものがあっても結構です。
時間のあるときにお返事をください。もちろん、メールに書き込むのは面倒、若しくは回答を残したくない、ということもあるでしょう。その際はお電話で結構です。

1.鹿児島の過去の研修について
・日調連の業務報酬統計資料は会員に配布されていますか?
・平成15年以降、報酬額研修は開催されていますか?
・開催されたとすればどのような内容でしたか?

2.鹿児島の皆さんの帰属意識について
(宮城の役員をやっていますので、事情は同じと思います。
帰属意識や会の指導に対する意識を確認したいだけなので、気にしないでお答えください。)

・会員何割程度の参加になりそうですか?
・参加者は研修タイトル(内容)によって、割合が変わりますか?例えば不登法は参加者が多いとか。
・測量会社兼業の方の割合はどんな感じでしょうか?
・補助者を雇っている方々はどれくらいの割合でしょうか?

3.鹿児島の皆さんの業務感覚について
(鹿児島も広いので部長の地盤を基準に、部長の本音で答えていただいて結構です)

・平均的な一戸建ての敷地は何坪(㎡)程度でしょうか?
平均的な一戸建ての敷地の地積更正登記の報酬額の相場はどれくらいでしょうか?
・上記条件でいくらを下回るとダンピングだと感じますか?
・上記条件でいくらを上回ると高いなと感じますか?
その際に隣接者の境界確認印をもらうのも調査士がやってますか?

・平均的な建物の新築の登記の報酬額はどれくらいでしょうか?
・上記条件でいくらを下回るとダンピングだと感じますか?
・上記条件でいくらを上回ると高いなと感じますか?

・鹿児島は報酬額がメチャクチャになっていると感じますか?
・ダンピングしている人は新人とベテランとどちらが多いですか?

・分筆等の測量の際に、街区基準点を含めた基準点測量を一般的に利用していますか?
・93条調査報告書については、書くのが面倒だとか、利用していない等の話しは多く聞かれますか?
・GPSの利用状況はどんなもんでしょうか?
・オンライン申請についての意識は如何ですか?
・筆界特定に対する考え方はどんなもんでしょうか?
・ADRセンターに対する意識はどんなもんでしょうか?