2009年11月3日火曜日

天皇杯 -プロフェッショナル

先週末、第89回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦が開催されました。
我がベガルタ仙台は、J1大宮アルディージャを破りました。
来期のJ1昇格後の戦いを確認するためにも、現在の実力が垣間見られて、良くも悪くも納得の試合でした。

天皇杯とは、ご存じのとおり、日本一のサッカーチームを決めるため、J1やJ2のプロのチームだけでなく、アマチュアのチームも参加できる唯一の大会です。この形式は1972年から採用されました。
カテゴリーを越えた戦いは練習試合には見られますが、本気モードでジャイアントキリングを狙ってくる下位カテゴリーチームの戦いぶりは、その選択する戦術も含めて毎年大変楽しみにしております。
今年は明治大学がJ1のモンテディオ山形を破りました。
リーグ戦なら取り返せるのでしょうが、普段と違うトーナメント制の採用も一回きりの緊張感が味わえます。

天皇杯と言えば、忘れられないのは、1998年の横浜フリューゲルスです。名門フリューゲルスがスポンサーの都合で突然のマリノスへの合併が発表されました。
よりによってマリノスというのは、ベガルタ仙台で言えば「みちのくダービー」の相手モンテディオ山形に合併みたいな感覚でしょうから、それはとんでもないことですよ。
その後、『負ければその時点でチーム消滅』という過酷な状況下で、少しでも長くチームを存続させたいとの選手全員の想いで準々決勝、準決勝を勝ち進み、決勝では清水エスパルスを2−1で敗って優勝しました。
あの時のキャプテンの山口素弘が、涙を浮かべて掲げた優勝カップを覚えています。・・・(すみません、これ長くなりますので略)


天皇杯は、プロ・アマ名前はどうでも実力のみの戦い、本来の戦いの姿です。例えば、野球で言えば、我が楽天イーグルスは甲子園大会で優勝できるのでしょうか。

それよりも、我々土地家屋調査士は、その資格の名前を捨てたときにアマチュアに勝てる実力を持っているのでしょうか。国民はどう見てくれるのでしょうか。

「偽」土地家屋調査士が出現する可能性があるとすれば、それはアマチュアが真似できる業務レベルだからかも知れません。

私たちはアマチュアが真似したくても真似できない分野とレベルで頑張らなければならないと思います。