2022年5月5日木曜日

鈴木修塾(経営・運営)を開催します。

 6月3日(金)~5日(日)の3日間で「鈴木修塾(経営・運営)」を開催します。

私が全国各地で開催している「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス」は、その講義を3時間から4時間で行っていますが、これは考え方のヒントと方向性を示すことが目的です。

前回のブログでも書いたように、このガイダンスで方向性を確認できた人は、その後補助者修行などで力を付けて欲しいのですが、私のところに来る相談や報告のメールによると、様々な事情で補助者勤めができない方も多いようです。

補助者を雇いたいという事務所が近くに無い等の理由だけでなく、既に司法書士事務所や不動産業を経営しているので補助者勤めができない等の理由もあるようです。もちろん小さな子供を抱えているので勤めができないという理由もあるでしょう。定年前後に合格したので今から補助者修行をしている時間が無いと考えている方々からもお便りをいただきます。

また、補助者勤めをしている人達でも、今の事務所では土地家屋調査士業務のほんの一部分しか従事していないので、業務全体の能力が身に付かない人達も多いようです。

確かに私の知人も、いろいろな仕事に触れられると勘違いして法人勤めをして、結局毎日建物の敷地の調査しかしていなかった人を知っています。それでは何年勤めても土地家屋調査士には成れません。


補助者として鈴木修事務所で学びたいというお話をよくいただきます。嬉しいお話ですが、皆さん全員を雇うわけにはいきません。それなら、私がヒントを渡すだけではなく塾を開いて本気で教えましょうか、と思いました。

そこで、受講者の人数を絞り、ワークショップも含めて、生きていくノウハウをもっと具体的に、もっと深く、鈴木事務所の具体的なノウハウも含めた「土地家屋調査士アドバンスコース」を開催したいと思います。


基本的には以下の講座を予定しています。

1.「事務所経営・運営」

    業務受託のコツと業務管理と処理、および受託に結びつく見積のコツ

 報酬額の計算と回収、経営全般

2.「建物業務」

    建物だけに特化した経営・営業方法と各種建物調査も含めた具体的建物業務

3.「土地業務」

    裁判に耐えうる筆界の調査確認方法と具体的土地業務

これらを、集中講義で学んでもらうように準備をしております。


本来はすべての講座を1~2カ月程度合宿して教えたいのですが、「建物業務はできるが土地だけ学びたい」とか、現在司法書士なので「業務拡大のためにまずは建物業務だけ学びたい」などのニーズも有るでしょう。

もちろん、皆さんも長期の休みを取れないでしょうし、私の事務所の都合もあります。

そこで、パーツに分けて開催しようと思います。


最初は「事務所経営・運営」を開催します。

特にこの部分は、皆さんの理解が一番不足していると思っています。

仕事ができても経営や営業の方法が誤っていれば事務所は潰れます。

この部分は補助者として何年勤めても事務所からは教えてもらえないことなので、皆さん自分の勤めた事務所のやり方だけを端から見て勝手に誤解していると、思っています。

これは、とても危ないと思います。

少なくても昭和の時代の事務所経営のノウハウと令和の時代のノウハウは明らかに異なります。まずは「経営や営業、業務処理の核」の部分を具体的に教えたいと思います。

ご相談いただいた方々の中では「定年後の試験合格なのでリスクの少ない開業をしたい」というニーズもあるようです。その人たちそれぞれに合った業務と経営も、できるだけ検討してお伝えしたいと思います。


土地家屋調査士鈴木修塾「事務所経営・運営」

日時:令和4年6月3日(金) 13時00分~17時30分 夜懇親会有り、仲間作りも

         令和4年6日4日(土) 9時00分~20時00分 夜まで頑張りましょう

        令和4年6日5日(日) 9時00分~15時00分 希望者はその後喫茶も

場所:東京都内 曳舟文化センター(予定)

受講料:12万円(懇親会費・税込)

 建物登記1件強の報酬で、鈴木のノウハウと人生の貴重な時間を買うとお考えください。

受講者:若干名(個別指導に近い形を取りたいので調整させていただくこともあります)

・土地家屋調査士開業にむけて検討している人

・業務拡大のために土地家屋調査士試験に合格したけれど既存業務のために補助者修行できない人

・試験に合格したけれど家族を抱えて補助者修行ができない人

・現役土地家屋調査士だけど経営を見直したい人

・その他事務所の見通しに不安がある人どなたでも

講義内容

・事務所経営について

  参加者個々に沿った開業方法を具体的に検討します。

・具体的営業について

     参加者個々に沿った営業方法を具体的に検討します。

・具体的な報酬額計算について

  参加者個々の業務を想定して具体的に計算してみます。

・見積計算とその戦略について

    見積の具体的段取りと受託確率を上げる方法について説明します。

・報酬額の請求から回収について

    業務が終わっても報酬が回収できなければ経営ではありません。そのコツも説明します。

・業務管理について

    仕事が無いと相談をくれた方にアドバイスして、少し仕事が増えてくると今度は処理できないと相談が来ます。業務管理の方法を紹介します。

・時間管理について

    皆さん時間の使い方が下手です。業務の段取りだけでない時間管理の方法を教えます。

・現地調査

  近隣を散策しながら不動産の見方、考え方を説明します。天候により中止もあり。

・その他

  受講者全員が明日から何をすればいいのかが明確になるように個別に相談時間を取ります。

受講申し込みおよび問い合わせ先

 以下にメールでお願いいたします。

 件名は「鈴木修塾受講申し込み」もしくは「鈴木修塾受講問い合わせ」でお願いします。

 鈴木修 mucha@rr.iij4u.or.jp